リシン(リジン)とアルギニンは、その働きにおいて真逆のように思える(アレルギーの観点から)

アルギニンはアルカリ性を持っているため、過剰摂取すると弱酸性の消化器官にダメージを与え、下痢を引き起こす恐れがあります。下痢以外にも肌荒れや関節肥大がありますが、摂取を控えることで改善されます。(アミノ酸白書)

リジン ウイルス感染を抑えるはたらきがある。とりわけ帯状疱疹口内炎などの原因となるヘルペスウイルスの成長と再発を妨げる効果は大きい。胃液の分泌を促し、筋肉の収縮やけいれんを抑える。(生田哲=著『心の病は食事で治す』p124)

アルギニン 脳下垂体を刺激して成長ホルモンを放出させる。免疫系のT細胞を増殖させ免疫系を強くする。(生田哲=著『心の病は食事で治す』p122)

 

体内がアルカリに傾き、皮膚表面が弱酸性だと老廃物が排出されやすいと聞く。その時、表皮がきちんと出来ていない場合は組織液が滲み出すのではないかと考えていた。しかし、

以前、娘が、牡蠣が食べられるようになったと言うので、牡蠣を続けて(と言っても毎日ではないが)食べたことがあった。この時は、私も夫も食べていて異常はなかったのだが、数日後、娘の皮膚からは組織液が吹き出たのだった。痒くて掻き毟って、と言うより、内側から壊れて組織液が吹き出るという感じだった。

娘はその頃、ココアを作っては毎日のように飲んでいたのだった。 ココアには亜鉛(7,0mg)も銅(3,8mg)も多い。牡蠣にも亜鉛(13,2mg)、銅(0,89mg)が多い。それで私は、銅が多すぎても組織液が吹き出すのではないかと考えていた。その後、アミノ酸の成分表が出てココアのアミノ酸を調べてアスパラギン酸が多いことに注目して、これが問題なのではないかと考えた。

しかし、ここに至って、アルギニンと亜鉛が問題だったのではないかと思い始めている。

牡蠣のアルギニン量は340mgで、リシン(400mg)より少ない。しかし牡蠣の亜鉛含有は高く、銅との比率もおよそ15:1である。ここに、亜鉛含有も高く、リシン(610mg)よりアルギニン(1100mg)含有の高いココアを加えるとどうだろうか?亜鉛とアルギニンによって免疫系のT細胞が活性化されるのではないだろうか?

 

T細胞が活性化されて起こるアレルギー反応は、Tリンパ球による細胞免疫の過剰反応として起こる遅延型(4型)アレルギーである。アトピー性皮膚炎は即時型(1型)と遅延型(4型)の両方に含まれるようであるが、この遅延型に関連するのが亜鉛とアルギニンではないかと今の時点で私は考えている。

 

一方、リジンは「細菌やウイルスに対する抗体、ホルモン、酵素をつくる」(『栄養成分バイブル』)と記されている。

抗原抗体反応で起こる病的なものをアレルギーと言う。

即時型アレルギーは抗体反応によって起こる。

即時型アレルギーで放出されるのがヒスタミンやロイコトリエンである。

ナイアシンは体内のヒスタミン値を上げると思われる。

即時型アレルギーには、このナイアシンとリシンが関わっているのではないかと私は考えている。

そして、この場合は体内は酸性に傾いているだろう。

 

即時型アレルギーでは体内が酸性に傾き、ヒスタミンが全身を巡るので痒みが激しいだろうが、組織液が吹き出すということはないはずである。

しかし、遅延型アレルギーの場合は亜鉛とアルギニンが徐々に増えるにつれて、少しずつ痒みが増しながら、ある時一気に組織液が吹き出すのではないだろうか?

 

亜鉛が増えるにつれ、リシン酸化酵素として働く銅が吸収阻害され、真皮を構成するコラーゲンやエラスチンも形成されなくなる。

亜鉛はタンパク質の合成にも働くが、分解にも働いているのではないだろうか。だから、亜鉛が増えるにつれて、表皮の代謝が進み、角質層が定着しないという風に思われる。

 

組織液には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム等の電解質も関連していると思うが・・?

 

関連過去記事→「ステロイド剤長期服用による銅の欠乏」