風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

穀物類にはリシン(リジン)が少なくアルギニンが多い、しかし・・

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以下の内容は私の思考過程のものであり間違いが含まれているかも知れません。

同じアミノ酸でも穀物類にはリシン(リジン)が少なくアルギニンの方が多い。

リシンについて、「アルギニンの働きを阻害するおそれがあるため、糖尿病や腎臓疾患の人も過剰摂取を控えてください。」(https://allabout.co.jp/r_health/nutrition/nutrient/n-55/)と書かれたサイトがあるくらいだから、リシンとアルギニンは同じアミノ酸でも真逆の働きをするのではないかと考えられる。

また、リシンはケト原性アミノ酸であり、アルギニンは糖原性アミノ酸であるという違いもある。

「ケト原性アミノ酸「糖原性アミノ酸についてはウィキペディアに以下のように記されている。

ケト原性アミノ酸(ケトげんせいアミノさん、Ketogenic amino acid)とは、脱アミノ化(アミノ基転移による場合を含む)を受けた後、炭素骨格部分が脂質代謝経路を経由して、脂肪酸やケトン体に転換されうるアミノ酸のことである。

 

糖原性アミノ酸(とうげんせいアミノさん、Glucogenic amino acid)とは、脱アミノ化(アミノ基転移による場合を含む)を受けた後、炭素骨格が糖新生に用いられるアミノ酸のことである[1][信頼性要検証]。

こういったあたりを見ても、主としてアルギニンが炭水化物に多く、リジンが脂質などの多い動物性の食物に多いことに肯けるように思う。

また、「リジンは必須アミノ酸のひとつに数えられ、からだのタンパク質の組み立てに欠かせない重要なアミノ酸です」(『栄養成分バイブル』)と記されているように、肉や魚などの動物性のものの方がアルギニンよりリシンを多く含有している(ただし、エビ、カニ、タコなどはアルギニンの方が多い)と言えるように思う。

また、次のような違いもある。

アルギニンはアルカリ性を持っているため、過剰摂取すると弱酸性の消化器官にダメージを与え、下痢を引き起こす恐れがあります。下痢以外にも肌荒れや関節肥大がありますが、摂取を控えることで改善されます。(アミノ酸白書)

 

リジン ウイルス感染を抑えるはたらきがある。とりわけ帯状疱疹口内炎などの原因となるヘルペスウイルスの成長と再発を妨げる効果は大きい。胃液の分泌を促し、筋肉の収縮やけいれんを抑える。(生田哲=著『心の病は食事で治す』p124) 

リシンとアルギニンとの含有比率で考えると穀物類はリシンよりアルギニンを多く含有すると言えるし、肉や魚などはアルギニンよりリシンの方を多く含有すると言えるだろう。

しかし含有量となると、同じ100g当たりの比較でアルギニン含有が、食パンで290mg、ライ麦パンで320mg、精白米ご飯で190mg、玄米ご飯で240mg、もち米で300mg、餃子の皮で330mg、小麦たんぱく(粉末状)で2700mgであるのに対して、焼いた和牛のもも肉で1800mg、豚ヒレカツで1500mg、鶏むね肉の焼いたもので2500mgと一桁違ってくる。

 

リシンに対してアルギニン含有の多い小麦粉を主食にした献立に、亜鉛の多い肉類を食べ続けているとアルカリホスファターゼが働きやすくなるのではないかと思われる。

アルカリホスファターゼは体がアルカリの状態で働く亜鉛含有酵素である。

実際、ALP値は体内亜鉛含有量の指標ともなっているようである。

 

生田哲=著『心の病は食事で治す』には、「アルギニン…免疫系のT細胞を増殖させ免疫系を強くする」(『心の病は食事で治す』p122)と記されている。T細胞とは白血球の中のリンパ球の一種である。

最近アルギニンの多い酒粕(1100mg)で出来た甘酒を入れたケーキを焼いて食べた。血液検査の前日の食事で、亜鉛の多い牛肉を食べていた。こういったことが重なって、体内をアルカリに傾けアルカリホスファターゼ(ALP)値が乳酸脱水素酵素LDH)より上回り、白血球数が基準値を超えたと考えられる。

 

ところで、アルカリホスファターゼは骨芽細胞にあって骨形成に働く酵素のようである。ウィキペディアには「骨折時にもALP値が上昇することが知られている」と記されている。また、アルギニンは成長ホルモンを合成するための材料で「骨格の強化にもかかわり」(『アミノ酸白書』)、体内で合成できない子供にとっては必須アミノ酸に準じるようである。しかし、「成長期の子どもにアルギニンの栄養補助剤を与えすぎると巨人症になる危険」があるとも記されている(『栄養成分バイブル』)

これらのことからアルカリホスファターゼや白血球は、骨が折れたり、炎症を起こしたり、感染したりというところで働くと考えられるのだが、アルギニンや亜鉛を多く摂取してこういったものが多く合成されるなら骨が折れていなくても炎症を起こしていなくとも、また、風邪を引いていなくても白血球数は上昇するのではないかと私は考えている。

 

穀類以外でアルギニンが多く、注意が必要なのは、ココア1100mg、抹茶1900mg、抹茶1900mg、味付け海苔2000mg、他にニンニク、ナッツ類などがある。

これらは100gも食べないでしょと言えるのだが、毎日食べ続けていると体質はどうなるだろうか?と考える必要がある。

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