風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

リシン(リジン)が不足するとナイアシン欠乏症を引き起こす

以下の内容は私の思考過程のものであり間違いが含まれているかも知れません。

逆にリシンの摂取量が不足していると「ペラグラ」と呼ばれるナイアシン欠乏症を引き起こします。
ペラグラとはイタリア語で「皮膚の痛み」という意味で、日光に当たると光線過敏症による赤い発疹が出るなどの症状が現れます。
症状が進行すると下痢や吐き気、口内炎などが表れ重度になると脳に影響が及び最終的には命に関わります。
ペラグラはナイアシンが吸収しにくいトウモロコシを主食とする文化圏に多く見られる疾患ですが、偏食を続けていれば日本でも患う可能性があるのです。(『アミノ酸白書』)http://aminoacid-wp.jp/b05lysine.html

ナイアシンの多いものにはリシン(リジン)も多く含まれているようだ。
肉類等で部位によって含有成分が違ってくるのも、その部位での働きの違いによるのではないだろうか。働きに必要な栄養素がその部分に集中して含まれているのではないかと考えられる。

さて、タラコのナイアシンは49,5mgとド高いのだが、リシンも1800mgと高い。タラコの亜鉛量は3,1mg、アルギニン量は1200mgであった。

鶏むね肉は肉類の中ではナイアシン量がダントツで高く、皮なしの焼いたものでは18,4mgなのだが、リシン含有も皮なしの焼いたものでは3400mgに及ぶ。アルギニン量は2500mg。むね肉の亜鉛量は肉類の中では最も少なく1,1mgである。

 

夫は元々は亜鉛やアルギニンの多いアルカリ体質であったと思うが、亜鉛を排出する甲状腺機能亢進症の薬を長年飲んでいたために体内亜鉛レベルが低くなっていたと考えられる。そして甲状腺機能が低下症に変わっていた。

 

これまでは亜鉛ナイアシンのことばかり考えていたのだが、「体内亜鉛が低いところに、リシンやナイアシンの多いタラコや鶏むね肉を続けて食べさせたために体質が真逆に傾いて心不全を引き起こした」と、やはり言えるように思う。
ネットで集めた情報の中に、アルギニンの働きに「心不全の治療」と書かれたものがあった。

前回退院後、私は夫にタウリンの多いものを摂らせるようにしてきたのだが、このタウリンを多く含むエビやタコなどがアルギニンを多く含有していることに今回気づいた。
イカでは種類によって、また調理法によって、リシンとアルギニンの含有が同量となる場合があるが・・。

 

他に、背の青い魚もナイアシンとリシンが多い。びんながマグロでナイアシン20,7mg、リシン2200mg、アルギニン1400mgである。

魚類は獣肉に比べて亜鉛含有が少ない。

水銀を多く含有しているマグロはあまり良いとは思えないが、体がアルカリに傾いている時には、背の青い魚を少し夕食で摂るのも良いかも知れない。血合い部分にはタウリンも多く含まれているようだし・・。

myrtus77.hatenablog.com

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