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以下の内容は私の思考過程のものであり間違いが含まれているかも知れません。
ビタミンB6食材について書いてきたのだが、ちょっとここで立ち止まらなければいけない。
B6を摂るということで黒糖とさつまいもについて書いてきたのだが、この二つにはパントテン酸とカリウムが多い。それで、パントテン酸とカリウムの多い物を摂りすぎると良くないのでは?というところに再び考えが向かって行く。
パントテン酸とカリウムの組み合わせで何が問題なのかを考えるのは一筋縄ではいかない気がするが、分かっていることだけメモしておこう。
パントテン酸は副腎皮質ホルモンを合成する。この過程で生成されるノルアドレナリンはカリウムの細胞内取り込みを促進する。カリウムの細胞内取り込みは能動輸送であってエネルギー(を造るための糖質)を必要とする。糖質が少なくカリウムが多すぎる場合は細胞内にカリウムが入りきれず細胞外に留まる。
この時、逆に糖質を摂りすぎた場合はインスリンが分泌され血糖値を下げようと働き、血糖値を上げようとするパントテン酸の働きと拮抗する。しかしインスリンはカリウムを細胞内に取り込み、ナトリウムを細胞外に出すので、細胞内の水分も細胞外に出る。
上記部分は、血漿と組織液の区別をせず、細胞外液として一つにまとめてしまっているので充分ではない。
また、ビタミンB6はインスリン合成にも副腎皮質合成にも必要であり、どちらに動いても消費される。
ここで問題になってくるのが、ビタミンB6が少なくパントテン酸とカリウムが多い物である。私の中で一番に思い浮かぶのが納豆である。
カリウムが増えすぎて細胞外に留まることでナトリウムが細胞内に移動し、ナトリウムに引き入れられた水分が細胞内に増えすぎれば細胞膜を破って組織液となって滲み出てくるだろう。この時、マトリックスメタロプロテアーゼを合成する亜鉛等の栄養素が多すぎれば表皮細胞が分解されて組織液となって吹き出すことになる。
納豆で思い浮かべるのはもう一つコリンである。コリンによってアセチルコリンが造られ、これが骨格筋で受容体に結合すれば、ナトリウムイオンが細胞内に流れ込む。カリウムが多くて細胞外に留まる上にアセチルコリンの働きでナトリウムがますます細胞内に流れ込むことになる。
ナイアシンの多い物とパントテン酸の多い物、コリン、マンガンの多い物を同時に摂るとアセチルコリンが合成されやすくなる。
やはりカリウムの多い物を摂る場合は塩化ナトリウムの多い物と組み合わせて摂るように気をつけなくてはならないと思う。減塩をしてはまずい。ブドウ糖の腸管からの吸収のためにもナトリウムは必要。
以下の部分は再考の余地あり。
もう一つは硫黄分の多い物とカリウムの多い物を摂りすぎるとカリウムは細胞内に入れず細胞外に留まり、結果的にナトリウムを細胞内に入れ、細胞内の水分を増やし、増えすぎれば細胞膜を破るということになる。ニンニクは硫黄分もカリウムも多い。
一昨年のクリスマスの昼食後、夫の具合が急に悪くなったのも、ニンニクを擦り込んだ(パントテン酸の多い)鶏もも肉の唐揚げとクリスマスのショートケーキの組み合わせでナトリウムが阻害されたと考えられる。その頃は、この祝会のお昼だけでなく、その前からカリウムの多い物を摂らせていたのだった。
ニンニクについては再度(いや、再々再度くらいになるだろうか?)まとめたいと思うが・・。