風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

どうして心臓がバクバクしたか?(低Na,Mgで高K,Ca食材を摂ると・・)

以下の内容は私の思考過程のものであり間違いが含まれているかも知れません。

黒糖にも脱脂粉乳にもカリウムとカルシウムが多く、マグネシウムが少ない。
黒糖のナトリウム(27mg)、K(1100mg)、カルシウム(240mg)、Mg(31mg)。
脱脂粉乳のNa(570mg)、カリウム(1800mg)、Ca(1100mg)、Mg(110mg)。
黒糖のNa:K=1:40。Ca:Mg=8:1。
脱脂粉乳のNa:K=1:3。Ca:Mg=10:1。
ナトリウムとカリウムの理想摂取比率は2:1だったと思うが、どちらも大きく逆転している。
また、カルシウムとマグネシウムの理想比2:1~3:1も大きく上回っている。
これを電解質の細胞への出入りに当てはめてみると、

このポンプは働き続けるポンプで、エネルギーを使って、常にナトリウムをくみ出して、カリウムを取り込み続けています。
しかし、このままでは、細胞内にカリウムが増えすぎてしまうため、細胞膜にはカリウムだけが通過できる出入り口がつくってあります。この穴を通って カリウムは出入りしますが、濃度の差からいうと細胞内は濃くて、細胞外は薄いので外に出たがるし、電位でいうと細胞内はナトリウムがくみ出されて少ないのでプラスイオンが少なく、細胞外に対してマイナスになっていますから、プラスの性質のカリウムは細胞内に入りたがります。この出入りのバランスがとれている状態が平衡状態です。
もう1つ、心筋の収縮に重要な役割を果たすのが、カルシウムです。カルシウムにも細胞内外の濃度差が必要で、細胞内は少なく、細胞外には多くしてあります。ナトリウムを取り込み、カルシウムをくみ出すナトリウム・カルシウム交換系というシステムがあります。
①ナトリウム・カリウムポンプによる、ナトリウムのくみ出しとカリウムの取り込み
カリウムの自由出入り口
③ナトリウム・カルシウム交換系による、ナトリウムの取り込みとカルシウムのくみ出し
主にこの3つのシステムによって、細胞内は細胞外に対して、ナトリウムとカルシウムの濃度は低く、カリウム濃度が高く保たれています。絶対量としては、ナトリウムが圧倒的に多いので、細胞内外の電位差はナトリウムが大きく影響していて、細胞外にプラスイオンが多く、細胞内に少ないという状態ができて、細胞内の電位が低くなります。(https://www.kango-roo.com/sn/k/view/1657

マグネシウムが多ければカリウムを細胞内に入れ、カルシウムを細胞内に入れないように働くだろう。が、マグネシウムが少ないとそうはならない。

ここで、減塩によってナトリウムが少ないという前提がある場合どうなるか考えてみる。

ナトリウム・カリウムポンプによってナトリウムが細胞外にくみ出されカリウムが細胞内に取り込まれたとしても、細胞内にカリウムが多すぎれば、カリウムカリウムの出入り口から細胞外へと出て行く。元々少ないナトリウムと元々多すぎるカリウムで細胞内外の電位差が保たれた場合、ナトリウムが細胞内に取り込まれカルシウムが細胞外へとくみ出されることは難しくなるのではないだろうか?そうすると、カルシウムが細胞内に入ったままで、心筋は収縮状態となる。これは、『しっかり学べる!栄養学』「カルシウム/マグネシウム比が高いと虚血性心疾患の危険性が高まる」と書かれていた状態と同じ状態だと言える。

マグネシウムが足りているとカルシウムが細胞内に入り込むのを選択的に抑制し筋肉を弛緩させるが、マグネシウムが足りないとこの働きが出来ず、カルシウムは細胞内に入りやすく筋肉は収縮されたままとなる。

もう一つマグネシウムが足りているとカリウムは細胞内に取り込まれやすくなる、あるいは細胞内に留まりやすくなる。すると細胞外にナトリウムが多い状態になるので、ナトリウムを細胞内に取り込みカルシウムを細胞外にくみ出すというナトリウム・カルシウム交換系が働ける、のではないだろうか?

 

夫と私は大丈夫だろうと考えて、夕食で、マグネシウムの超少ない塩麹の炒め物を食べた。その日と翌日、戴き物のお菓子に脱脂粉乳が入っていたので娘には食べさせてはいけないと思い、やたらとパクついていたら、買い物に行って何だか少し心臓がパクつく。それでもう一度、下にリンクしたサイトの電解質の細胞内外の出入りについて書かれた内容を見直したのであった。

この時、買い物に行って、きな粉をまぶしたおはぎが美味しそうに見えて、買って来て食べたのだが、それで治った。あんこもきな粉もカルシウムよりマグネシウムの方が多い。

マグネシウム摂取が多すぎればこれと反対の状態になるだろう。つまり、虚血性でなくうっ血性の心不全に。

www.kango-roo.com