風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

卵白に多く含まれるアルブミン(膝関節の痛みに関連して)

「水が溜まっていると、余分なところに水が多く集まって、いくべきところにちゃんと水が回っていかないんですよね。適正な水分量だと、体全体にうまく回っていくんですけど。はっきりしたことはいえないけど、水が溜まる体質の人も、熱中症や脱水状態になる可能性はあると思います」

 水が体内に余っているから、いいというわけではないらしい。となると、
「今の私の状態は、だいじょうぶなんだろうか」
 である。これまで私はクーラーを使う習慣がなかった。クーラーがきいた部屋にいると、頭が痛くなってきたり、肘や膝が少し痛んだりするので、(略)
「肘や膝が痛くなったのは、水が溜まっていてそれが体内で冷えていたのです。水抜きをしているので、今はそういった症状も緩和されていると思うので、体に負担がかからない程度に、上手にクーラーを使ってください。(群ようこ=著『ゆるい生活』p60(朝日文庫)より)

 

引っ越しの前後でたらたら読んでいた。この著者は体に水分の溜まりやすい体質のようで、ある日突然めまいに襲われ漢方薬局を訪れた、という。

 

私は三食、自炊をしていても、ほとんど野菜ばかりでベジタリアンに近い食事だった。会食のときは何でも食べるけれど、家では肉類は摂らなかった。しかし先生に指導を受けて、毎日、鶏のモモ肉を百グラムずつ食べるようにした。p115

 

私も体に水分が溜まりやすい体質である。だけど、ここを読んだとき、好きでもない鶏肉を毎日食べるなんて耐えられない、と思った。

けれど、これはタンパク質を摂るということではないかと考えた。しかも、血液の浸透圧調整の役割を担っているアルブミンを。アルブミンは卵白に多い。

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アルブミン血症ではこの膠質浸透圧が低下するため、循環血漿量が維持できずに間質に流出してしまい、全身性浮腫や血管内脱水の原因となる。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%86%A0%E8%B3%AA%E6%B5%B8%E9%80%8F%E5%9C%A7 

  

私はベジタリアンに近い、ほとんど肉を食べなかった食生活から、先生のアドバイスに従って、毎日、体を温める作用のある鶏肉を食べるようになった。「コラーゲンも必要なので、皮つきで大丈夫」といわれたので、その通りにしていた。ところが最近、
「もしかしたら脂が過剰になるので、皮は取り除いたほうがいいのでは」
 と勝手に考えて、皮なしで食べていたら、あっという間に、真冬でもないのに両手が粉をふいたように、がさがさになってきた。
 理由を話して先生に見せると、
「そんなことしちゃだめ。必要な成分なんだから、ちゃんと皮も食べてくださいね」
 と叱られてしまった。ちなみに先生のアドバイスは、私の現在の体質に対してのものなので、誰にでも当てはまるものではない。p262
(略)
 先生は年齢に応じて少しずつ食事の内容を変えたほうがいいという。
「たとえば仕事のときに目を使いますよね。前にも話したと思いますけど、目は血で見るといわれているので、鶏肉だけではなく、血になるという意味では、豚肉も摂り入れたほうが、目の負担が少なくなります」(群ようこ=著『ゆるい生活』p263)(赤字表記は管理人メロメロピーによる)