風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

大豆について(痛風と心不全と娘の皮膚との関連で)

昨日、ライ麦パンについて書いたのだが、大豆についても同じようなことが言えるように思う。

大豆自体はモリブデン、銅の順に含有量が高いのだが、水煮大豆になると銅、マンガンが多いと表示される(https://calorie.slism.jp/104028/)。

これは、モリブデンが水に溶け出てしまうからではないかと私は考えていて、蒸し大豆ではまた違ってくるのではないかと思っている。蒸し大豆の記載がないので分からないのだが・・。

食品成分表では、国産黄大豆の「ゆで」で77㎍と記載されているが、「水煮缶詰・黄大豆」では、「測定していないもの、あるいは水溶性および不溶性食物繊維で分別定量が困難なもの」という記号「 」が入っている。

 

大豆もまたライ麦パンと同じようにメチオニンよりもシスチンの方が多い。

モリブデンが少なく、銅が多くメチオニンよりシスチンが多い場合、チトクロムCオキシダーゼの合成に働くのではないかと思われる。

CuA(カッパーエー)はタイプ3銅のように複核の銅中心である。タイプ1銅が2つ合わさったような構造をしており、両者の進化的な関連性が指摘されてきた。配位子はシステインメチオニン、主鎖カルボニルの酸素、そして2つの架橋システインである。各々の銅中心はゆがんだ四面体構造であり、銅間距離は2.6Å程度である。CuAはシトクロムcから電子を受け取る場であるとされている。CuAが含まれているタンパク質はこれまでに2種類しか知られていない。すなわち、シトクロムc酸化酵素と亜酸化窒素還元酵素である。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%85%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E8%B3%AA

 

     f:id:myrtus77:20200227164617j:plain

大豆のミネストローネ風。

 

この疾患が「ミトコンドリア病」とよばれる難病です。 ミトコンドリアはヒトの体を構成する、ほぼすべての臓器の細胞に存在します。エネルギーを産生する工場ですので、エネルギーをたくさん消費する臓器でその不全がより顕在化しやすく、中枢神経系、心臓、腎臓、骨格筋をはじめとした全身の複数の臓器に障害が生じます。心臓で臓器障害が強くでるタイプはミトコンドリア心筋症とよばれるミトコンドリア病の1病型として循環器領域の難病の一つとなっています。 最近、ミトコンドリアのエネルギー産生機構の異常が、拡張型心筋症をはじめとする心疾患、パーキンソン病を含む神経変性疾患、糖尿病や癌などさまざま疾患でみられ、その病態に関係している可能性が指摘されています。当研究室では、ミトコンドリア病の治療薬開発をめざし、チトクロムCオキシダーゼという酵素の研究を行っています。(http://www.ncvc.go.jp/res/divisions/pharmacology/1c.html

 

meromeropy77.hatenablog.com