風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

糖タンパク質に関連した覚書

研究者の知人がコロナウイルスに関連した情報を集めて送ってくださった。

その中に、「ウイルスのエンベロープが脂質や糖たんぱく質から成っている」と記されていたので、糖タンパク質について、リンクでメモっておこうと思う。

 たんぱく質が「糖たんぱく」というかたちをつくってしまうと、血糖値のコントロールがうまくいかなくなるなどの弊害が生まれてしまう。フリーラジカルも糖たんぱくによってつくられてしまうことがすでにわかっている。
 たんぱく質に包まれて血液中を運ばれるコレステロールにも、当然影響は及ぶ。糖たんぱくの影響を受けて酸化してしまったコレステロールが、末梢組織に届けられてしまうというわけだ。コレステロールが悪者だという定説、LDLコレステロールが悪玉と呼ばれるゆえんはここにある。p103(溝口徹=著『「脳の栄養不足」が老化を早める!』)

 

通常、血管に傷がつくと、傷ついた部位のコラーゲンが露出し、その部分にフォンビルブランド因子(vWF)が結合する。そこに血小板がGP1b・GP2b/3aといった糖タンパク質を介して結合(血小板の粘着)、(https://kanri.nkdesk.com/drags/kesen.php)(https://meromeropy77.hatenablog.com/?page=1587963341

 

コロナウイルスSタンパクS1サブユニットのN末端ドメイン(S1−NTD)とC末端ドメイン(S1−CTD)はいずれも受容体結合ドメイン(RBD)とすることができる。S1−NTDは糖受容体に,S1−CTDはタンパク質受容体に結合すると考えられています。
SARS(SARSCoV)は、受容体アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)を利用して細胞に感染します。気道上皮細胞やII型肺胞に主に感染することが知られている。SARSCoVタンパクはクローバー形の3つの量体を形成し,3つのS13つ量体S2を有する。RBDは各S1ヘッダの先端に位置する。RBDはACE2の外側表面に結びつけ、その亜鉛キレート酵素サイトから離れた。https://www.cyagen.jp/community/newsletters/issue-2020-02-17.html

 

新型コロナウイルスのスパイクはT細胞に接触したとき、ウイルスの表層膜(エンベロープ)とT細胞の細胞膜を融合させます。
互いの表層膜が融合することにより、新型コロナウイルスの遺伝子はT細胞内に入り込み、その働きを無効にするのです。https://nazology.net/archives/56567

 

 

 

ムチン様領域って、このスパイク部分のことじゃない?糖タンパク質の?

 

ビタミンB12の吸収には胃から分泌される内因子(糖たんぱく質)が必要であるため、胃がんなどで胃を切除した患者の場合は、内因子不足によるビタミンB12吸収障害が起こり、術後3~5年で悪性貧血を発症することがある。(川端輝江=編著『しっかり学べる!栄養学』)