風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

皮膚の修復のためにはリジンが必要だが、摂り過ぎるとⅠ型アレルギーを暴走させる?(アトピーとの闘い最終章)

リジン リジンは必須アミノ酸のひとつに数えられ、からだのタンパク質の組み立てに欠かせない重要なアミノ酸です。タンパク質中に2~10%含まれています。人間のからだの組織を修復したり(中村丁次=監修『栄養成分バイブル』(主婦と生活社)より)

「リジンが欠乏すると傷の治りが良くない」とどこかに書かれていたと記憶しているのだが、本を全部こちらに持ってきていないので分からない。

 

『栄養成分バイブル』には「組織を修復」と書かれているので、「組織」について確認してメモることにした。

 

組織は、細胞と細胞間質からなり、上皮組織、支持組織、筋組織と神経組織の4種類に分けられます。
*細胞間質 細胞と細胞の間を埋める物質で、膠原線維や弾性線維、細網線維などの線維と、その間を満たす無定型の基質から成り立っています。(堺章『目でみるからだのメカニズム』p3(医学書院)より)

 

これで見ると皮膚を綺麗にするためには、やはり上皮組織を修復するリジンが必要なのではないかと思われる。

また、Ⅳ型アレルギーに関わってT細胞を暴走させるアルギニン過剰に対してリジンの多い物を摂る必要があるのではないかと思われた。その考えは、功を奏して途中までは良くなるように思えた。

しかし、リジンを摂り過ぎれば抗体を作りやすくしてⅠ型アレルギーに傾くように思われる。特に亜鉛含有の多い物と一緒に摂ることによってアレルギー反応が暴走するように思われる。

 

リジンは肉、魚などに多く含有される。が、亜鉛の多い牛肉などは他の肉や魚を合わせず、牛丼やすき焼き等それだけで摂る方が良い気がする。

しかし、肉や魚などを摂らず、アルギニンの多い小麦粉製品や菜食に偏ると、リジンが摂取できないために皮膚が上手く造れないだろう。大豆製品にはリジンが多く含有されるが、割合としてアルギニンが多いのでⅣ型アレルギーに体質が傾くように思われる。

また、エビ、イカ、タコ、貝類になるとリジンよりアルギニンの割合が高くなる。これに亜鉛の多い物を合わせると、Ⅳ型アレルギーの症状が出やすくなると思う。