甲状腺ホルモンはT4からT3に変換されて作用する。
先ず、T4が分泌されるために鉄、ヨウ素、亜鉛、チロシン、ビタミン(E, B2, B3, B6, C, D)が必要である。
次に、T4からT3に変換されるためには、セレニウムと亜鉛が必要となる(このことが書かれたサイトに今はアクセス出来ないのだが・・)。
セレン(セレニウム)が必要となるのは、T4からT3に変換される一段階でだけだが、亜鉛はT4の分泌とT3への変換の二段階で必要とされている。
セレンの多い物を摂り過ぎると、甲状腺ホルモンの合成に亜鉛が引っ張られて消費され、欠乏し、他の働きが出来なくなると考えられる。
これは他の栄養素との関係でも言えることである。
しかし亜鉛を多く含有すると考えられている食物でも亜鉛よりセレンが多い場合がある。
亜鉛が多いと言われている牡蠣などもビタミンB12、セレンの順に多く含有され、亜鉛はその次である。(https://calorie.slism.jp/110292/)
魚介類には、VB12やセレン、VDを多く含有するものが多い。
昨日写真で掲載した牛肉でも、亜鉛が一番にあがっているものはそれほど多くはない。
一つの栄養素を摂ろうとする場合、その食品の部位までを考えて購入する必要がある。