風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

亜鉛と銅の腸管からの吸収と血液中での状態と運搬(メモ)

亜鉛の吸収は,一緒に摂取する食物中物質によって影響を受ける.
(略)
一方,肉類,魚類に多く含まれる動物性蛋白質(ヒスチジン,グルタミンなどのアミノ酸),クエン酸,ビタミンC などは亜鉛の吸収を促進する.(http://www.jscn.gr.jp/pdf/aen20170613.pdf

 

 食事に含まれる亜鉛は、小腸上皮細胞に取り込まれた後、門脈に放出される。血中での亜鉛は、α2-マイクログロブリンアルブミンに結合し、この状態で肝臓を経由し全身へと送られる(図6−1)。消化管から吸収されなかった亜鉛は、剥離した消化管上皮細胞や膵液として放出された亜鉛とともに糞便中に排出される。(『亜鉛の機能と健康』p154)

 

 

血清中の銅の70%はセルロプラスミンに結合し、残りはアルブミンヒスチジンなどと結合して循環している。各臓器の細胞が利用できるのは、これらの非セルロプラスミン結合銅である。

 

(略)

 

 生体内での銅代謝動態は、高親和性のCTR1、低親和性のCTR2、細胞内銅シャペロンタンパク質および銅排出トランスポーターATP7AおよびATP7Bによって恒常性が保持されている。(『栄養・食品機能とトランスポーター』p233)

 

セルロプラスミンも3つのヒスチジンを配意するタイプ3銅タンパク質である。