ベタインによるホモシステインの再メチル化反応
通常の再メチル化反応とは別に肝臓にはベタインのメチル基をホモシステインに転移することによりメチオニンを再合成する再メチル化反応がある。この反応は、BHMTにより触媒される。ベタインは、ビートや穀類に含まれるメチル基供与物質である。高ホモシステイン血症の治療方法の一つとしてベタイン投与が行われる。この反応自体にはビタミンの関与がないので、ビタミン不足に起因する高ホモシステイン血症対策として有効な方法である。
ベタインは海老にも多く含有されているということだが、甜菜オリゴ糖の原料であるビートに多く含有されているということである。オリゴ糖自体にベタインが多いのかどうかは分からない。