日頃食べている食品の偏りで栄養素が不足するということがあると思うが、ストレスがかかると銅が消費されるということは言えると思う。
銅はストレスに対抗する副腎皮質ホルモンの合成経路で必要とされる栄養素だからだ。
ドーパミンからノルアドレナリンへと変換する過程において銅を含有するたんぱく質が使われる。また途中、メラニン色素を合成する経路へ向かった場合でも銅タンパク質が必要となる。
あるいは、アミノ酸のメチオニンとビタミンB12を含有する食物を多く摂っている場合も、ノルアドレナリンをアドレナリンへと変換させるため銅が欠乏しやすいのではないだろうか。
私の場合は子どもの頃からビタミンB12の多い青魚の干物を食べてきたので、副腎皮質ホルモン合成へと向かって銅が消費されやすい体質だと言えるかもしれない。
が、副腎皮質ホルモンを合成する栄養素を十分摂っていて、副腎皮質ホルモンが合成されているならば、ストレスに強い体質だとも考えられる。