神である主は女に言われた。「何ということをしたのか。」
女は答えた。「蛇がだましたのです。…。」(創世記3:13)
2月22日午前2時、脳内出血を起こして夫は救急車で運ばれた。
この日は、降圧剤の追加分を頂きに行くために病院に予約を入れていたのだった。
21日(日曜)朝の血圧は比較的低めで、いつものように礼拝で説教をし、寝る直前まで元気にしていた。
しかし救急車を呼ぶ前は呼吸困難を起こしていて、枕元に少し吐瀉物があった。オレンジ色の飲み物のようだった。そこで、冷蔵庫にあったスムージーを飲んだのだと分かった。
このスムージーは2,3日前に買ってきて、夫に一口飲ませると、「これは、僕はあまり好きでない」と言ったので、「じゃあ、私が飲むね」と言って冷蔵庫に入れてあった物だった。コップについで、少しだけ飲んだのだろう。飲み残しが冷蔵庫に入ったままだった。それを見ると、一日所要量の2分の1量のビタミンA、E、Cが摂れるように書いてあった。
ビタミンE(https://ipidiw.co.jp/nutrition/vitamine.html)
過剰摂取・副作用
・血液が固まりにくくなり、出血の危険性が高まる
ビタミンA(https://ipidiw.co.jp/nutrition/vitamina.html)
過剰摂取・副作用
・蓋内圧亢進症
脂溶性のビタミン類はサプリメントなどではあまり摂らない方が良いだろう。
しかしこの所、市販の食べ物や飲み物に栄養素そのままを入れているもので溢れかえっている。うっかり気付かずに口にすると大変なことになる。
私はいつも色々な添加物に気をつけていたのに、このスムージーに限っては、きちんと見ていなかった。そして、2,3日前に夫に少し飲ませた時には、夫に異変は起こらなかった。けれど、この日は寝る前に飲んで、すぐに横になったために脳内出血につながったのだと思われる。
甲状腺機能低下症でチラーヂンを飲み始めていたために、夫の体質は元々の甲状腺機能亢進に傾き始めていたということも関係している。
脳内出血を起こす遺伝的な研究がされているということで、今回主治医の先生からお聞きしたのは、甲状腺機能亢進傾向の人で脳内出血を起こしやすいという研究データがすでに出ているということだった。
薬を飲みながら栄養素のバランスを取るというのは本当に難しいと思う。薬やサプリメントの影響は大きいが、食べた物や飲んだ物は関係ないとは言えない。「少し食べただけだから大したことはない」とは、決して言えないと思う。
一人でも、同じようなことにならないように、今後も栄養素について、食べ物について、薬について、書き続けて行きたいと思う。