風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

カルシウム拮抗薬と腸閉塞

カルシウム拮抗薬は,腸管の拡張による蠕動運動の低下1)や下部食道括約筋の収縮力低下2)など,腸管への影響が知られている.(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjspc1994/5/2/5_2_138/_pdf/-char/ja

 

カルシウム拮抗薬に加えてARB系の降圧剤を服用していると高カリウム血症となり、筋肉細胞内にカリウムが入れなくなるため、筋収縮がますます出来なくなると考えられる。

 

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カリウムが多すぎて細胞内に入れないと筋肉は弛緩したまま収縮せず、組織間に水分がうっ滞したままとなるのではないだろうか。

さらに、ブドウ糖の腸管からの吸収のためにはナトリウムが必要になるから、低ナトリウム状態ではエネルギーも造られにくくなり、組織間に溜まった水は排出されずに貯留することとなる。

(略)

ここで、カルシウムが足りていて十分な働きをすれば、心筋細胞にカルシウムが入り筋肉が収縮されうっ滞した血液が循環され始めると考えられる。