風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

パントテン酸不足で不眠?(アトピーとの闘い最終章)

パントテン酸http://ipidiw.co.jp/nutrition/pantothenic-acid.html

働き・効果

副腎の機能を助け、副腎皮質ホルモンの合成を促す

接触皮膚炎、急・慢性湿疹、弛緩性便秘の改善

自立神経伝達物質をつくる

 

不足・欠乏

不眠、頭痛、動悸、麻痺、めまい

 

過剰摂取・副作用

軟便、下痢、お腹が張る、吐き気、嘔吐、食欲不振が起こる

 

「弛緩性便秘の改善」と書かれている。「弛緩性の便秘」というのは、カルシウム拮抗薬で腸閉塞を起こすのと理屈は同じではないかと思われる。マグネシウムを摂り過ぎた場合も弛緩性の便秘になるのではないかと思う。

パントテン酸はそれを改善するということだ。

 

「自律神経伝達物質をつくる」と記されている。この場合は自律神経でも交感神経の方ではないかと思われる。交感神経伝達物質であるアドレナリン放出後に副腎皮質ホルモンが放出されるからである。

そのように考えると、パントテン酸を摂ると活動系のホルモンが刺激されるのではないかと思えるのだが、「不足・欠乏」「不眠」と出てくるので、ちょっと引っかかって考えようと思った。

 

あ、いやいや、パントテン酸ナイアシンマンガンで副交感神経伝達物質であるアセチルコリンも造るんだった!(追記部分)

 

 

myrtus77.hatenablog.com

副腎皮質ホルモンは真夜中の深い眠りの後の明け方の浅い眠りの中で作られるという。体内で副腎皮質ホルモンが最も放出されるのは朝起きた時だということだ。そして、中村丁次=監修『からだに効く栄養成分バイブル』(主婦と生活社)には「パントテン酸が不足すると血圧が低下する」と書かれている。つまりこれは副腎皮質ホルモンの産出を促すパントテン酸は血圧も上げるということである。ここから考えられることは、副腎皮質ホルモンは日中の活動のためのホルモンであるということである。

 

これまでは、だから、パントテン酸食材は朝とか昼に摂ると決めていたのだが、意外と夕食で摂って、翌朝に副腎皮質ホルモンが合成されるという風に考えれば、「不眠」とも関連してくるように思われる。

今後、ちょっと試してみようと思う。

そんなことを何も考えていなかった頃は、夕食で納豆を食べていたのだった。

 

「不眠」と同じ行に記載されている「頭痛」「麻痺」「めまい」「弛緩性便秘」と同じ流れで起こってくる症状ではないかと思われる。