風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

ソーセージとかハムとか(持続可能な朝食考)

ハムとかソーセージを朝食で摂るのはVB1補給に良いと考えていたのだが、どうもそれぞれで含有している栄養成分は違ってくるようだ。

 

時々買ってくるトマトの欠片の入った薄切りのハムはリオナソーセージというものを薄くスライスした物のようで、これに一番多いのはビタミンCで次がVB1と記されていた。https://calorie.slism.jp/111191/そしてVE<VK。

VCが一番多いというのは良いとしても、VB1より同じB群のナイアシンが多くなるとあまり良いとは言えない。

 

「VB1は乳酸を分解するのか?でも書いたように、VB1よりもナイアシンの方が突出してB1が足りなくなると、ナイアシンがピルビン酸を乳酸に変換してしまって、ピルビン酸からアセチルCoAに変換されず、TCA回路でのエネルギー産生が出来にくくなる。

 

ロースハムではナイアシンとVB1。(https://calorie.slism.jp/111176/

ボンレスハム(骨なしモモ肉ハム)だとVB1とナイアシン。(https://calorie.slism.jp/111175/

ボロニアソーセージではナトリウムナイアシン。(https://calorie.slism.jp/111190/

 

 

ところで、柏崎良子=著『栄養医学ガイドブック』ビタミンB1の摂り方の所には以下のように記されている。

ナトリウムの適度な摂取を

 ビタミンB1の吸収のためには、体内のナトリウム濃度が適度に保たれる必要があります(注5)。汗や下痢便などによる塩分の喪失が多い時には、塩分を少量補給することが重要です。

注5  ビタミンB1が腸管から吸収される量は、体内のナトリウム濃度の影響を受ける。

 

葉酸の欠乏で吸収が阻害される

 葉酸欠乏でビタミンB1の吸収が阻害されることがあります。検査数値でMCV(赤血球容積)が高いとき(注6)葉酸およびビタミンB12を補うと効果的です。

注6  MCVの値は、100以上で「高い」と診断する。