風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

トリプトファンと肝硬変とナイアシン(覚書き)

トリプトファン

ラットによる実験で、トリプトファンは肝臓の脂肪に変化をひきおこすことがわかっています。肝硬変の患者は、脳内にトリプトファン、つまりセロトニンがふえ、そのために脳の機能が低下して昏睡状態におちいります。長期にわたってトリプトファンを飲み続けるのは危険だということです。この症状を改善するには、トリプトファンの作用を妨げるアミノ酸の投与がすすめられ、これでトリプトファンの脳への移行が妨げることがわかっています。実際に肝硬変の治療食には、トリプトファンチロシンが少なく、バリン、ロイシン、イソロイシンの多い食品が選ばれています。アミノ酸はどれかひとつだけが多いとすみやかに脳に移行しますが、高アミノ酸食、つまりいくつものアミノ酸が高値で含まれる食事をとった場合は、アミノ酸が脳へ移行するスピードがゆるやかになるのです。(中村丁次=監修「栄養成分バイブル」)

しかし、バリン、ロイシン、イソロイシンを高含有している食品はトリプトファンをも多く含有している。

 

トリプトファンを多く含む食品
大豆たんぱく、カゼインかつお小麦たんぱく(https://wholefoodcatalog.com/nutrient/tryptophan/

 

しかし、トリプトファンの多い食品と分岐鎖アミノ酸の多く含まれる食品が重複する。チーズなどが。

分岐鎖アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン)を最も多く含む食品は、共通してカゼイン

 

トリプトファンhttps://ipidiw.co.jp/nutrition/tryptophan.html

働き・効果
・肝臓、腎臓で分解されエネルギー源となる
ナイアシンの原料となる

摂取・吸収
・植物性タンパク質が脳内でセロトニンになる確率が高い
インスリントリプトファンを脳に移動しやすくする
・食事以外での摂取はリスクが高いため、特に注意が必要
・腎臓疾患、肝臓疾患、白血球関連疾患の場合は摂取を避ける必要がある
・妊娠中、授乳中の女性は摂取を避ける必要がある
パーキンソン病治療薬・頭痛薬・疼痛緩和薬不眠症薬との併用は副作用がある
抗うつ薬・抗精神薬・抗てんかん薬との併用は深刻な副作用がある
たんぱく質を含まない高炭水化物の摂取でトリプトファン脳に運ばれる量が増える
・炭水化物を含まない高たんぱく質の摂取で、トリプトファンは脳に運ばれる量が減る

過剰摂取・副作用
肝硬変
脳の機能が低下する
昏睡状態に陥る
・六十歳以上の場合は、血圧が上昇する

 

過剰症としては、ナイアシンの大量投与により、消化器系の障害や肝臓疾患(肝機能低下、劇症肝炎)などの例が報告されている。(川端輝江=編著「しっかり学べる!栄養学」)

 

 

トリプトファン セロトニンレベルを高めることで、うつ病を改善する。メラトニンレベルを高めることで眠気を起こす。…。トリプトファンサプリメントは、脳内への取り込みを最大にするために、ビタミンB6、ナイアシン、果物ジュースといっしょにとるのがよい。(生田哲=著「心の病は食事で治す」p126)

生田哲「心の病は食事で治す」のp197以下にはトリプトファンを摂取する際の注意点」として以上に書かれているような内容が記されている。

 

川端輝江=編著『しっかり学べる!栄養学』p88

 

 トリプトファンからはセロトニンができるだけでなく、ナイアシンもできる道がある。もし生体にナイアシンが不足すれば、あなたの摂取したトリプトファンからセロトニンではなく、ナイアシンが優先的につくられる。このため、毎日、ビタミンB群を摂取するのが望ましい。そうすれば、B6ナイアシンが十分なので、摂取したトリプトファンが無駄なくセロトニンに変わる。(生田哲「心の病は食事で治す」p195)

 

月経前症候群には、エストロゲン代謝を高める作用があるビタミンB6が効果的です。なお、エストロゲンの分泌が高まると、トリプトファンというアミノ酸代謝が悪くなり、ビタミンB6の血中濃度が下がるという報告があります。(吉川敏一「ビタミン・ミネラル早わかり」) 

 

VB6はエストロゲン代謝にも、トリプトファン代謝にも関わっているということだ。

 

 

 

 

「肝硬変症に伴うこむら返りに対するBCAA効果の機序検討」(リンクによるメモと考察を追記)

https://dbarchive.biosciencedbc.jp/yokou/pdf/2005/200504039890287.pdf

つまり、分岐鎖アミノ酸(BCAA)によって、システインタウリンに変換する酵素が作られるということだと思う。

自作メチレーション回路の一番下にタウリン

システインからタウリンに変換する過程で補酵素としてVB6が必要になるようだ。

VB6が活性型になるためにはVB2が必要。

AIによる概要

オキシゲナーゼは、酸素分子を基質に取り込む反応を触媒する酵素であり、酸化還元酵素の一種です。オキシダーゼ(酸化酵素)とは、酸素が電子受容体として関与する反応を触媒する酵素の総称ですが、オキシゲナーゼは、酸素分子を基質に直接結合させるという点で異なります。したがって、オキシゲナーゼは酸化酵素のサブクラスの一つと捉えることができます。

 

オキシゲナーゼの反応に関わるビタミンは、主にビタミンB2 (リボフラビン) です。リボフラビンは、フラビンアデニンジヌクレオチド (FAD) やフラビンモノヌクレオチド (FMN) の形で、オキシゲナーゼの補酵素として機能します。

最初からタウリンの多い食材を摂るのが手っ取り早いと思える。

タウリンが多いのは、イカ、タコ、アサリ、シジミ、魚の血合などの魚貝類。

 

 

タウリン

・肝臓の解毒作用を強化する。(中村丁次=監修「栄養成分バイブル」)

 

 

 

 

 

 

お茶についてのメモと少しの考察

玉露茶(https://calorie.slism.jp/116034/
マンガン葉酸。VC、カリウム、VB2。ビオチンなし。Ca<Mg。

 

煎茶(https://calorie.slism.jp/116037/
マンガン葉酸。VC、VB2>ビオチン。Ca<Mg。

 

番茶(https://calorie.slism.jp/116039/
マンガン、VC。VB2。Ca>Mg。ビオチンなし。

 

玄米茶(https://calorie.slism.jp/116041/
マンガン、銅。Ca:Mg=2:1。VB2あり、ビオチンなし。

番茶ベースの玄米茶。

 

ほうじ茶(https://calorie.slism.jp/116040/
マンガン葉酸。VB2、銅。マグネシウムなし。ビオチンなし。

 

他の栄養素の含有量はそれぞれ違っているが、お茶類にはマンガンが多い。

 

ウーロン茶(https://calorie.slism.jp/116042/
マンガン、VB2。>ビオチン。Ca>Mg。

 

紅茶(https://calorie.slism.jp/116044/
VK、マンガン。VB2>ビオチン。Ca<Mg。

 

抹茶(https://calorie.slism.jp/116035/
VK、葉酸。VE、VA、鉄、VB2、カリウム、VC。マンガンとビオチンなし。Ca<Mg。

 

紅茶と抹茶ではビタミンKが一番上に来る。

そして抹茶ではマンガンが含有されていない。

 

VKは虫歯に良いと聞く。歯茎から出血する人には良いのではないだろうか?

夫の口腔ケアにスプレー瓶に入れて使ってみようかと考えている。

 

 

 

 

 

 

もう一つ、血圧を適正にするもの(タウリンについてメモ)

タウリン
タウリンには交感神経抑制作用があり、そのために食塩由来の高血圧が改善されることが明らかになっています。…。タウリンには心臓から出て行く血液の量をふやし、心筋の収縮力を高めてうっ血性心不全を防ぐはたらきもあり、心不全治療のための医薬としても使われています。(中村丁次=監修「栄養成分バイブル」)

 

「心臓から出て行く血液の量をふやし、心筋の収縮力を高めて」だと、上の血圧は上がるだろうと思い、タウリンは血圧を下げるというより適正にするのではないかと思っていたら、こんなふうに書かれていた。

 

 生命誕生の場と考えられている過酷な環境の海底熱水噴出孔で生きるバクテリア、浸透圧の変化が激しい河口で生育するカキなどの生物におけるタウリンの役割を考えると、外部環境の変化に対応し生体機能を維持するための手段として、タウリンの重要性が見えてきます。このような理由からタウリンの作用を簡潔に言うと、恒常性維持作用(ホメオスタシス)であるといわれています。浸透圧調節作用は、細胞や臓器の恒常性を維持するための重要な作用の1つと考えられます。

(略)

タウリンの作用の特徴として、正常な状態に対しては影響を与えないが、異常な状態を正常に戻す作用を持つことが上げられます。さらに、タウリンの作用は一方向でなく、高いものは下げて正常化し、低いものは上げて正常化するという2方向の作用を持っています。たとえば、タウリンは血圧低下作用を示しますが、正常血圧の人がタウリンを摂取しても血圧は変化しません。一方、血圧が高めの人がタウリンを摂取すると、血圧が低下します。興味深いことに、血圧が低めの人ではタウリンは血圧を上昇させる方向に働きます。(村上茂=監修「読んで効くタウリンのはなし」)

 

さらに興味深いのが、 

 また、タウリンの恒常性維持はカルシウムの筋肉に対する作用でも認められます。筋肉はカルシウムにより収縮し、カルシウムがないと弛緩します。摘出した筋肉に試験管内で生理的な濃度より高いカルシウムを加えると、筋肉は異常収縮し、カルシウムが少ないと収縮は弱くなりますが、この状態でタウリンを添加すると、異常収縮した筋肉は収縮力が弱まり正常な収縮に近づきます。またカルシウムが少なく収縮力の弱い筋肉では、タウリンを加えることで逆に収縮力が強くなり、正常な筋収縮に近づきます。同じような現象は、心臓の心筋でも見られ、タウリンが筋肉や心臓の異常興奮を抑制し、収縮不全に対しては逆に収縮力を増強して、機能を正常化することがわかっています。(村上茂=監修「読んで効くタウリンのはなし」)

 

 

生田哲=著「心の病は食事で治す」からも以下に抜粋。

 リチウムの大量摂取には、このような副作用がともなう。リチウム以外に躁うつ病を治療する物質を見つけなばならない。脳内でまるでリチウムのようにはたらき、なおかつ安全な物質が、タウリンというアミノ酸である。抑制性伝達物質のタウリンは、アセチルコリンのような興奮性伝達物質の効果を相殺する。

 しかも躁うつ病者の脳内では、タウリンレベルが極端に低下していることが判明している。タウリン不足は、甲状腺の機能を低下させ、眠気、うつ病などを引き起こすが、この影響は男性よりも女性に大きく、たとえば、躁うつ病の発症率は女性が男性の二倍になっている。

 

タウリンは、神経細胞が興奮性伝達物質であるノルアドレナリンを放出するのを抑制し、そのうえ、全身ではあたかも軽度の抗不安薬であるかのごとく振る舞う。タウリンは心臓のような興奮性の臓器や、脳と脊髄で大量に見出され、全身の神経細胞の興奮を抑制するブレーキとなっている。

 

タウリン てんかんによる発作を抑える。筋肉や腱に発生したダメージの回復を速める。皮膚の柔軟性を高める。アルコールの禁断症状による震えを止める。カリウムを体内で節約し、それを使って心筋のリズムを整える。(生田哲=著「心の病は食事で治す」)

 

 

 

 

 

 

 

グルタチオンがアセチルコリンと喘息へと繋がった。(メモ)

グルタチオン(Glutathione, GSH, Glutathione-SH)は、3つのアミノ酸グルタミン酸システイングリシン)から成るトリペプチドである。通常はあまり見られないシステインのアミノ基とグルタミン酸の側鎖側のカルボキシ基との間にアミド結合を有する。抗酸化物質の1つであるグルタチオンは、フリーラジカルや過酸化物といった活性酸素種から細胞を保護する補助的役割を有する[2]。また、グルタチオンは硫黄部位が求核性を有し、有毒な共役受容体にアタックする。

 

(略)

 

ホロン (phorone) は強力なグルタチオン枯渇剤 (glutathione depletor) として知られている。ホロンをラットなどに投与すると、体内にあるグルタチオンのチオール基と強力に反応し、これを不活性化する。このため、ホロンを投与された個体はグルタチオン欠乏の症状を呈する。これを利用してグルタチオンの生理作用、例えば喘息との関係などが調べられている[8]。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%81%E3%82%AA%E3%83%B3

 

グルタチオン

かゆみの一因であるアセチルコリンを分解するコリンエステラーゼの濃度を高める。(柏崎良子=著「栄養医学ガイドブック」)

 

自作メチレーション図の一番下にグルタチオンが・・。

 

 

 

さらに、グルタチオンからグルタチオンペルオキシダーゼへと繋がった。

 

合成酵素と訳される酵素にはシンテターゼとシンターゼがあり、シンテターゼはヌクレオシド三リン酸のエネルギーを利用するが、シンターゼは利用しない[12]。グルタチオン合成酵素はシンテターゼであり、ATPによって生成されるエネルギーを利用する。まず、γ-グルタミルシステインのカルボキシル基へATPの無機リン酸が転移してアシルリン酸中間体が形成される。その後、グリシンのアミノ基が求核攻撃に加わり、リン酸基に置き換わってGSHが形成される[13]。産生されたGSHは、グルタチオンペルオキシダーゼによる過酸化水素などの活性酸素種の中和や、グルタチオン-S-トランスフェラーゼによる生体異物の無毒化に利用される[7]。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%81%E3%82%AA%E3%83%B3%E5%90%88%E6%88%90%E9%85%B5%E7%B4%A0

 

 

 

 

 

 

 

血液サラサラと血液凝固に関連する栄養素についてメモ

血液を凝固させるというより、血液をサラサラにするという方が良いように思えるのだが、血小板減少性紫斑病の場合は皮下出血を防ぐカルシウムが欠乏しても起こるだろう。

 

カルシウム

・血液を固めて出血を防ぐ。(中村丁次=監修「栄養成分バイブル」)

・血小板を活性化して出血時の血液凝固を早める(https://ipidiw.co.jp/nutrition/calcium.html

 

マグネシウム

・血液を固まりにくくする。(中村丁次=監修「栄養成分バイブル」)

・血液をサラサラにする (https://ipidiw.co.jp/nutrition/magnesium.html

 

不足・皮下出血、血管の損傷(https://ipidiw.co.jp/nutrition/copper.html

・コラーゲンの生成にはたらき、骨や血管壁などを強化する。(中村丁次=監修「栄養成分バイブル」)

 

セレン

・血液凝固の抑制

血栓を防ぐ(https://ipidiw.co.jp/nutrition/selenium.html

家畜などの動物におけるセレン欠乏症として白筋症があり、病理組織学的には筋線維の変性およびカルシウム沈着がみられる。(https://www.jsph.jp/docs/magazine/2001/04/48_04_0243.pdf

 

こういうのを見てもセレンとカルシウムは働きにおいて真逆に思える。

 

 

 

 

 

好中球が放出するのは活性酸素なのか?活性酸素消去酵素なのか?

痛風発作は、尿酸塩結晶が関節液中にはがれおちたさい…好中球を中心とした血液細胞が尿酸塩結晶を排除しようとすることでおこる炎症反応である。好中球は尿酸塩結晶をタンパク分解酵素を含むファゴリソソーム内に取り込むが、…。(略)そのほか、…好中球からの活性酸素などさまざまな物質が関係する。(山口和克=監修「病気の地図帳」p159)

 

痰の色が黄味(黄色〜黄緑色)を帯びるのは、好中球とよばれる免疫細胞に多量に含まれるペルオキシダーゼという酵素の色調が原因だといわれています。

好中球は炎症によって最初に動員される免疫細胞であるため、細菌やウイルスなどに感染した場合には好中球が大量に増加します。

その好中球の中の酵素が痰の中にも多量に含まれるため、感染を起こしているときには痰が黄色に変色しやすくなるのです。

特に、喉から気道などにウイルスが感染している上気道炎等の感染症の場合、黄色から黄緑色の痰が増加し、痰が絡んだようなしつこい咳が出る場合があります。

https://www.kamimutsukawa.com/blog2/kokyuuki/3351/

 

こんな風に書かれたものを見つけて、上の「病気の地図帳」に書かれた内容と異なると思えた。ペルオキシダーゼは活性酸素ではなくて、活性酸素を消去する酵素だ。

 

情報や知識を更新しておく必要があるか、あるいは新しい情報を頭の隅に置いておく必要がある。

 

ちなみに私の持っている「病気の地図帳」は、2005年2月4日発行の第9刷。古いかも知れない。

 

 

 

 

 

ナトリウムポンプとカリウムだけが通過できる出入り口

meromeropy77.hatenablog.comwww.kango-roo.com

上にリンクしたサイトには以下のように記されている。

このポンプは働き続けるポンプで、エネルギーを使って、常にナトリウムをくみ出して、カリウムを取り込み続けています

しかし、このままでは、細胞内にカリウムが増えすぎてしまうため、細胞膜にはカリウムだけが通過できる出入り口がつくってあります。この穴を通ってカリウムは出入りしますが、濃度の差からいうと細胞内は濃くて、細胞外は薄いので外に出たがるし、電位でいうと細胞内はナトリウムがくみ出されて少ないのでプラスイオンが少なく、細胞外に対してマイナスになっていますから、プラスの性質のカリウムは細胞内に入りたがります。この出入りのバランスがとれている状態が平衡状態です。

もう1つ、心筋の収縮に重要な役割を果たすのが、カルシウムです。カルシウムにも細胞内外の濃度差が必要で、細胞内は少なく、細胞外には多くしてあります。ナトリウムを取り込み、カルシウムをくみ出すナトリウム・カルシウム交換系というシステムがあります。

(略)

主にこの3つのシステムによって、細胞内は細胞外に対して、ナトリウムとカルシウムの濃度は低く、カリウム濃度が高く保たれています。絶対量としては、ナトリウムが圧倒的に多いので、細胞内外の電位差はナトリウムが大きく影響していて、細胞外にプラスイオンが多く、細胞内に少ないという状態ができて、細胞内の電位が低くなります。(https://www.kango-roo.com/sn/k/view/1657

 

ナトリウムを汲み出しカリウムを取り込むポンプというのはエネルギーを使うということだからエネルギーを作るブドウ糖などの原料があることが稼働する前提となるということではないかと思う。

 

それに対して、細胞膜にはカリウムだけが通過できる出入り口があるということで、濃度と電位によってバランスを取っていると書かれている。

しかし私はここで、もう一つ、細胞内外への出入りには分子量とか原子量というものが関係するのではないかと考えている。自然な流れに沿えば、分子量や原子量というものが小さいほど細胞内に入りやすいのではないか?と思うのだ。

 

東北で原発事故が起こった後、セシウムを体内に入れないためにそれより原子量の小さいカリウムを摂っておく、ストロンチウムを入れないためにカルシウムを多く摂っておくのが良いと言われていたと思うが、それと同じ原理では?と思うのだ。

 

myrtus77.hatenablog.com

 

また、ここにはマグネシウムについての記載がないのだが、マグネシウムカリウムを細胞内に、カルシウムを細胞外に出す働きをするのではないかと思う。

マグネシウムは、血管の平滑筋においてカルシウムの流入を選択的に抑制し、血管壁の収縮を妨げることで血圧を下げるため…。

マグネシウムカリウムの細胞内への取り込みを促進し、安定性と興奮性を維持している。(川端輝江=編著「しっかり学べる!栄養学」)

 

 

 

 

 

 

ナイアシンのパラドックス

ナイアシンhttp://ipidiw.co.jp/nutrition/niacin.html

働き・効果

・花粉症、アトピーなどアレルギーの改善

過剰摂取・副作用

・じんましん、皮膚のかゆみ

 

Ⅳ型アレルギー(遅延型)として出ているアトピー等の場合はナイアシン摂取で改善するが、同じアトピーでもⅠ型アレルギー(即時型)として出ている場合はナイアシンの過剰摂取で悪化するだろう。蕁麻疹はⅠ型アレルギーに分類される。

 

この他にも、

不足・欠乏http://ipidiw.co.jp/nutrition/niacin.html
症状

・Ⅱ型糖尿病

過剰摂取・副作用

・血糖値が高くなる

 

この背景には、

摂取・吸収(http://ipidiw.co.jp/nutrition/niacin.html

大量のナイアシン摂取は亜鉛の吸収を抑制する

こういった栄養素間の関係が影響していると思われる。

 

亜鉛ナイアシンインスリン合成に共に働く。酵素補酵素として共に働くことが多いため、栄養素間のアンバランスによって不具合が生じるということが言えるように思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

低血糖と貧乏ゆすりとの関連についてリンクによるメモ

低血糖と貧乏ゆすりの関連で検索したところ、

 

糖尿病と運動療法

エレベーターでなく階段を使う。通勤で自転車をこぐ。スーパーまで歩いて行く。雪かきをする。立った状態でデスクワークや会議をする。貧乏ゆすりをする、などなど。(立つことや貧乏ゆすりも運動強度:1.8メッツの『運動』です)(https://www.kakizaki-clinic2020.com/kakizaki_blog/1620

 

AI による概要では、

座りっぱなしの生活は血糖値をコントロールするインスリンの効きが悪くなる可能性があり、低血糖を引き起こす可能性があります。イギリスの研究では、筋肉に刺激がない状態は体に悪いことを示唆しており、貧乏ゆすりが少ない女性の死亡リスクが上がったという結果も出ています。(リンク先表示)

 

低血糖になりやすい人の特徴としては、次のようなものがあります。

・糖尿病の人

・慢性的に腎臓が悪い人

・高齢者

・糖質を過剰に摂取する人

糖質制限をしている人

激しい運動を長時間している人(リンク先表示)

 

低血糖になった場合は、口から糖分を摂りましょう。ブドウ糖や飴玉、チョコレート、ブドウ糖が含まれるジュースなどを摂取します。ジュースでも人工甘味料を使ったものは血糖値を上げる効果がないので避けてください。ブドウ糖を携帯しておくことが大切です。(リンク先表示)

 

一つ目のリンク先では、

 座っていることがメインの生活を英語では「セデンタリー・ライフスタイル」と呼びます。さまざまな弊害があり、きわめて体に悪い生活様式だとされています。

 産業医としても、在宅勤務が始まってから「糖尿病の人のHbA1cの数値が急激に悪化、もしくは新たに糖尿病になる人が増えた」という印象を持っており、危機感を抱いています。

 座っているときは、人間の体で最も大きい筋肉である大腿四頭筋をほぼ使いません。この筋肉を長時間使わないと、血糖値をコントロールしているインスリンの効きが悪くなり、血糖値が下がりにくくなるという説があります。

 

 「筋肉に刺激がない状態は体に悪い」ということを示唆したイギリスの研究があります(※4)。約1万2000人を対象に、貧乏ゆすりの多い女性と少ない女性を比較したところ、「貧乏ゆすりが少ない女性の死亡リスクが上がった」という結果が出ました。

 ある意味では、迷惑にならない範囲で「デスクワークの多い人は貧乏ゆすりをしたほうがいい!」と言えるかもしれません。(https://diamond.jp/articles/-/284960?page=2