風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

ナトリウムポンプとカリウムだけが通過できる出入り口

meromeropy77.hatenablog.comwww.kango-roo.com

上にリンクしたサイトには以下のように記されている。

このポンプは働き続けるポンプで、エネルギーを使って、常にナトリウムをくみ出して、カリウムを取り込み続けています

しかし、このままでは、細胞内にカリウムが増えすぎてしまうため、細胞膜にはカリウムだけが通過できる出入り口がつくってあります。この穴を通ってカリウムは出入りしますが、濃度の差からいうと細胞内は濃くて、細胞外は薄いので外に出たがるし、電位でいうと細胞内はナトリウムがくみ出されて少ないのでプラスイオンが少なく、細胞外に対してマイナスになっていますから、プラスの性質のカリウムは細胞内に入りたがります。この出入りのバランスがとれている状態が平衡状態です。

もう1つ、心筋の収縮に重要な役割を果たすのが、カルシウムです。カルシウムにも細胞内外の濃度差が必要で、細胞内は少なく、細胞外には多くしてあります。ナトリウムを取り込み、カルシウムをくみ出すナトリウム・カルシウム交換系というシステムがあります。

(略)

主にこの3つのシステムによって、細胞内は細胞外に対して、ナトリウムとカルシウムの濃度は低く、カリウム濃度が高く保たれています。絶対量としては、ナトリウムが圧倒的に多いので、細胞内外の電位差はナトリウムが大きく影響していて、細胞外にプラスイオンが多く、細胞内に少ないという状態ができて、細胞内の電位が低くなります。(https://www.kango-roo.com/sn/k/view/1657

 

ナトリウムを汲み出しカリウムを取り込むポンプというのはエネルギーを使うということだからエネルギーを作るブドウ糖などの原料があることが稼働する前提となるということではないかと思う。

 

それに対して、細胞膜にはカリウムだけが通過できる出入り口があるということで、濃度と電位によってバランスを取っていると書かれている。

しかし私はここで、もう一つ、細胞内外への出入りには分子量とか原子量というものが関係するのではないかと考えている。自然な流れに沿えば、分子量や原子量というものが小さいほど細胞内に入りやすいのではないか?と思うのだ。

 

東北で原発事故が起こった後、セシウムを体内に入れないためにそれより原子量の小さいカリウムを摂っておく、ストロンチウムを入れないためにカルシウムを多く摂っておくのが良いと言われていたと思うが、それと同じ原理では?と思うのだ。

 

myrtus77.hatenablog.com

 

また、ここにはマグネシウムについての記載がないのだが、マグネシウムカリウムを細胞内に、カルシウムを細胞外に出す働きをするのではないかと思う。

マグネシウムは、血管の平滑筋においてカルシウムの流入を選択的に抑制し、血管壁の収縮を妨げることで血圧を下げるため…。

マグネシウムカリウムの細胞内への取り込みを促進し、安定性と興奮性を維持している。(川端輝江=編著「しっかり学べる!栄養学」)