風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ステロイド外用薬とタクロリムス軟膏(プロトピック軟膏)(アトピーとの闘い最終章)

ステロイド薬の免疫抑制作用は、T細胞に集中的に作用するシクロスポリンやタクロリムスとは異なり、T細胞やB細胞、マクロファージなどあらゆる免疫担当細胞に及び、抗体産生抑制など液性免疫への抑制効果も含め、多彩で非選択的である。しかし、臨床用量での…

マクロファージと自然免疫についての覚書

自然免疫とは、ウイルスや細菌などの敵が体内に入ってくると、敵の目印に関係なく真っ先に駆けつけてやっつける免疫反応のことで、マクロファージ、顆粒球、NK細胞といった免疫細胞がそれにあたります。https://serenclinic.jp/cancerlecture/immunotherapy0…

自然免疫とⅢ型アレルギー(免疫複合体)

昨日は纏めるだけまとめて最後の詰めでひっくり返ってしまったので、仕方なく「自然免疫」について調べて載せたのだが、これを調べてまたちょっと光が見えたような気がした。 7月23日の記事「塩原哲夫=編『ステロイド外用薬パーフェクトブック』」で、「ス…

自然免疫と適応免疫(獲得免疫)について覚書

暗礁に乗り上げたので、自然免疫と獲得免疫についてメモっておく。 マクロファージや好中球などが抗原を直接補足し、貪食する生体防御の働きは自然免疫と呼ばれる。一方、抗原を認識することで活性化したTリンパ球(T細胞)と、抗体をつくるBリンパ球(B細胞…

Ⅱ型アレルギー(細胞融解型アレルギー)と自己免疫疾患について覚書

自己免疫疾患は、自己の構成成分である自己抗原に対する反応によっておこる病気である。自己免疫疾患のほとんどはⅡ型〜Ⅳ型アレルギーに属する。(『病気の地図帳』p164) Ⅱ型アレルギー(細胞融解型アレルギー)細胞表面にある抗原や細胞表面に結合した薬剤…

Th1細胞とTh2細胞の違いを紙に書きなぐって頭の中を整理しておく(アトピーとの闘い最終章)

これは、書きなぐったのを清書したもの。清書して、この綺麗さ。 Ⅰ型アレルギーは組織中の肥満細胞または好塩基球に固着したIgE抗体と外来の抗原が反応することにより遊離される化学伝達物質によっておこる。アトピーは、IgE抗体を産生しやすい現象をいう。 …

Th1細胞とTh2細胞の違いをリンクによってメモしておく

Th1細胞(-さいぼう、英: Th1 Cell)は、CD4+T細胞(いわゆるヘルパーT細胞)の亜群であり、インターフェロン-γやインターロイキン-12(IL-12)の刺激を受けることによりナイーブT細胞とよばれる抗原タンパク質との接触経歴を持たないT細胞からの分化が誘導…

アレルギー性疾患を引き起こすTh2細胞についてリンクによるメモ(アトピーとの闘い最終章)

Th1細胞とTh2細胞について、何となくアルギニン過多でTh2に傾くと思い込んで勘違いしていたのだが、Th1もTh2もどちらもT細胞だったということに気づいた。 これまで娘のアトピーとの関連でⅠ型とⅣ型に注目して何度も同じ所を見ていたのだが、もう一度全体を見…

塩原哲夫=編『ステロイド外用薬パーフェクトブック』(アトピーとの闘い最終章)

アトピー性皮膚炎(AD)は遺伝的要因も含んだ多因子性の疾患であり、疾患そのものを完治させるような薬物療法はなく、治療は対症療法を中心に行われる。このようなADの炎症を十分に鎮静しうる薬剤で、その有効性と安全性が科学的に立証されている薬剤は、ス…

終わりを迎えようとしているヒメヒオウギスイセンを・・

庭の姫檜扇水仙を。 蕾だけのをもう一輪足して、三位一体に。 階段の踊り場は気温が上がって暑くなりそうなので、 写真撮影だけに。 この花が開くと、ほんとうに可愛い。

建築家隈研吾へのインタビューより抜粋掲載

『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー』2020年8月号より、1週間の期間限定で抜粋版をお届けする。 https://www.dhbr.net/articles/-/6882 いまこそ、地球のOSを書き換えよ 建築家、隈研吾インタビュー 「 箱の中での暮らしから自然との共生へ」 隈:…

まだ紫陽花が咲いていて・・

先週飾った紫陽花とアガパンサスに、 金糸梅(キンシバイ)を加えて・・。 黄色い金糸梅は「こんにちわ」と言っているようで、ウエルカムフラワーに良いと思ったのだが、水揚げが足りていなかったのか少し弱り気味。 切って2週目に入ったが、紫陽花は良く持…

利尿剤とARB系降圧剤の服用と糖尿病との関わり

服用によって低カリウム血症となる利尿剤と高カリウム血症に傾くARB系降圧剤との併用では血中カリウムは調整されているであろうが、ARB系降圧剤だけの服用では次第に高カリウム血症となり、ナトリウム欠乏に陥ると考えられる。 ナトリウムが欠乏すれば、グル…

種々のホルモンとカリウムの体内動態と、腎機能について(リンクによるメモと考察)

カリウムの体内動態をそれぞれのホルモンとの関連でまとめておく。 カリウムの体内動態とTTKG 国府台病院 リウマチ膠原病科https://www.ncgmkohnodai.org/%E6%B0%B4-%E9%9B%BB%E8%A7%A3%E8%B3%AA/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%81%AE%E4%BD%93%E5…

Ⅳ型アレルギーとリンパ球について(アトピーとの闘い最終章)

Ⅳ型アレルギーとリンパ球について理解が十分でなかったので、整理のためにまとめておく。 リンパ球は、自己・非自己を見分ける機能を持ち、目的の抗原だけを狙い打ちする極めて効率のよい防衛集団です。この免疫機構には、T細胞が直接異物の排除に当たる細胞…

ステロイド薬が抗原となってアレルギー反応を引き起こす(アトピーとの闘い最終章)

アロマセラピストの資格を取る学びの中で、「感作を起こすので、同じ精油を使い続けてはいけない」ということを言われてきた。けれど今に至るまで、「感作」=「アレルギー反応」という風には理解しておらず、アロマセラピーにおいてだけ「感作」という言葉…

ランゲルハンス細胞(リンクによる覚書)(アトピーとの闘い最終章)

ランゲルハンス細胞(ランゲルハンスさいぼう、英: Langerhans cell)とは、表皮に存在する樹状細胞の一つ。 (略)骨髄で造られ、表皮有棘層に存在する樹状細胞であり、表皮全体の細胞数の2〜5%を占めている。樹枝状の突起があり、皮膚免疫を司る沢山の[1]…

花がひらくというのは・・

花がひらくというのは、 喜びがうまれるということだ。 myrtus77.hatenablog.com