この八つ手の葉は年末に切って使ったものだが、しばらく楽屋内に引っ込めていた。久々に表舞台に再登場させたのだが、万両の赤い実を引き立て、細い枝物を支えて大活躍だ。
菜の花は食べるために買ってきた物の中から、花を咲かせかけた一茎を使った。
菜の花は表玄関の方に、水仙は裏口から入って来られる方に顔を向けて「こんにちわ」と言っているように入れたが、あまりやり過ぎると互いがそっぽを向いているようになるので、次の時には、水仙は正面に顔を向けるように入れた。
教会員の方が持ってきてくださった万両を株分けで入れたいなぁ、と思い備長炭の花留めを使うことにしたが、これが南部鉄の灰皿に思いの外良く調和したようだ。