「赤い靴」履いているのか寝ているとますますひどくなりゆく頭痛は
以前、こんな短歌擬きを作っていた。
出産後、体を壊して十数年を頭痛の頭で過ごしていた。酷いときには、頭痛が昂じて吐くこともあった。更年期のような症状なのだが、更年期にさしかかった頃に症状が和らいだ。それも十数年前のことだ。
昨年12月の半ば頃、久しぶりの酷い頭痛で、もう吐く物もないというのに、繰り返し吐いて寝込んだ。
クリスマスイヴの日に、夫が酷く具合が悪くなった時のことを思い起こしていた。あの時の夫は降圧剤を飲んでいる上にカリウム食材の摂らせ過ぎで、ナトリウムが阻害されたのが原因だったと思うが、私の場合はどうだろう?と考えていた。
この数年、いつも家族に、「自分が食べたいと思う物を食べるのが一番いいと思うよ」と言っていたのだが、何を食べたいのだか、何を食べれば良いのだかさっぱり分からなかった。
おそらくあの時の私は、頭ばかりを働かせて胃が働かないのに何か食べないといけないと、無理矢理食べたのが良くなかった、と考えた。それで、吐くだけ吐いた後、お粥を作って重湯から口にし始めることにした。
起き上がって目眩がしたり、頭痛がしたりするのは、ビタミンB12不足ではないかと思うが、私の場合は横になっていると頭痛が酷くなる。
食べられるようになって、良く眠った三日目の朝、頭がガンガンする!これはいつもの私の頭痛状態であった。
起きて動かなくてはいけない!
おそらく子どもの頃から鯖や秋刀魚の干物などのVB12の多い物を食べてきた私は横になって寝てばかり居ると頭痛が酷くなるのだ。
それで三日目は、無理矢理起きて働きまくった。
ナトリウムは控えた方がいいだとか、何かというとカリウムの多い野菜を摂った方が良いだとか、塩は食塩よりニガリ(マグネシウム)の多い海塩が良いだとか言うのだが、全てはバランスの問題なのである!
私の場合、寝過ぎて頭が痛くなる場合は、先ずVB12食材は控える。
筋肉を弛緩させて自律神経を副交感神経に傾けるマグネシウムは控えてカルシウムの物を多めに摂る。
それから、摂り過ぎると頭蓋内圧を亢進させるビタミンAは控える。
そしてビタミンEよりビタミンKの多い物を摂るようにする。
それに、ナトリウムを細胞外から血液中に出して、細胞外液による脳への圧迫を減らすためにアルブミンを含有するタンパク質を摂る。等々だ。
卵白にはアルブミンが多く含有されている。
落とし卵に多いのは、ビタミンB12とVB2。カルシウム>マグネシウム。
煮卵に多いのはセレンとビオチンだが、カルシウム>マグネシウム。
セレンは甲状腺ホルモンを造るために必須だから、交感神経に傾けるためには同じ卵でも、落とし卵よりは煮卵の方が良いかも知れない。
料理にカルシウムの多い岩塩だけを使っていた頃、この酷い更年期様症状は和らいでいた。その代わり、その頃の娘の指は酷く切れていたし、夫は尿管結石で何度か体外衝撃波治療を受けるはめになっていた。しかしその頃はそんなことは「露知らず」だった。