地味に、一言でさらりとしか記されていないのでこれまで見過ごしていたのだが、マグネシウムには「体温調整作用」もあるようだ。
暑かったのが急に涼しくなって頭痛がする等、体調が悪くなることがある。マグネシウムには頭痛などの痛みを和らげる働きもあるようだ。これは、マグネシウムの「細胞膜内外の濃度勾配維持」や「体液の平行維持、ホルモン分泌、体温調整」(https://ipidiw.co.jp/nutrition/magnesium.html)によるのではないだろうか?
しかしこのことは、カルシウムとの摂取比を考えないと、ただマグネシウムだけを考えても駄目だろうと思われる。
ほぼベジタリアンな食事の後遺症で、亜鉛やビタミンB12の不足で体調が悪かったように思うが、札幌時代の後半は塩をカルシウムの多い岩塩だけを使っていたのでマグネシウム不足に陥っていたように思える。その後十年ほど前からはマグネシウムの多い海塩も合わせて使うようになっていた。
芋類やキノコにはカルシウムよりマグネシウムの方が多く含まれている。カレーの具材では私はじゃが芋が一番好きなのだが、ニンジンと玉ねぎはマグネシウムよりカルシウムが多い。
体調が悪くて食欲が出ない時、じゃが芋のポタージュが飲みたくなる。
ジャガイモを煮るとき、岩塩を入れすぎたと思ったら、無調整の豆乳を足すと良い。
無調整の豆乳は、カルシウム:マグネシウムが15mg:25mgでマグネシウムの方が多い。調製豆乳になると、カルシウム:マグネシウム=31mg:19mgとなって、カルシウムの方が多くなる。
味噌はマグネシウムの方が多いかと思っていたが、意外に米味噌も豆味噌も麦味噌もカルシウムの方が多い。けれど、カルシウムとマグネシウムの理想摂取比は1:1〜2:1と言われているので多少カルシウムが多めの方が良いのかも知れない。
私の夫のように、血中マグネシウム量が多くて腎機能が良くない場合は摂りすぎに要注意!
また、「アスパラギン酸はカルシウムやカリウム、マグネシウムといったミネラルを全身に運ぶ役割を持っており、骨の強化や血液の塩分調整などにも関わっています。」(http://aminoacid-wp.jp/c03asparticacid.html)ということなので、頭の隅に置いておくと良いかも知れない。
いや、だけど、マグネシウムが摂りたかったら無調整豆乳買ってきて飲めばいいって話だな。実際、買って来て飲んだら、私には美味しくてスーと体に入っていく感じだった。季節の変わり目の体調の悪いときは、それが手軽で良いかも。