セレンはビタミンEと共に働いて過酸化脂質を分解するというように書かれているものを目にするのだが、セレンの多いブリやタイの魚にはVEも多いようなのだが、食物の中ではセレンが多い物にはVEよりVKの方が多く含まれているように思える。
セレンの多い鶏モモ肉やササミではVKの方がVEより圧倒的に多い。
豚肉でもセレンの多いロース肉ではわずかだがVKの方がVEより上回っている。(注:「上回っている」というのは所要量に対してなので実際の量ではない)
卵にもセレンが高含有されているが、やはりVEよりVKの方が多い。
この辺から、この組み合わせで働く何かが考えられるように思う。
セレンの働きの中に、「血栓を防ぐ」、「血液凝固の抑制」、「赤血球凝集能や溶血球形成能」ということが記されている(https://ipidiw.co.jp/nutrition/selenium.html)。
ビタミンKは血液凝固に働くが、これまで調べてきたものを見ると、逆に働く場合もあるように思える。その作用がセレンの作用と相まった場合はどうなるだろうか?ということを考えている。