風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

ステロイド薬中止によるカポジ水痘様発疹症とティートゥリー精油(アトピーとの闘い最終章)

 アトピー性皮膚炎(AD)患者が急にステロイド外用薬を中止すると、いったい何が起こるのだろうか? これを、実際の症例を用いて検討することは倫理上不可能である。しかし、患者自身による偶発的なステロイド薬中止がもたらす病態は、通院が不規則になったステロイド忌避の患者に時にみかけるため、その際に出現する病態について知っておくことは極めて重要である。

 カポジ水痘様発疹症は、そのような経過で主にAD患者に発症するウイルス感染症の代表的疾患である。(略)皮膚科医なら、このような体験をしない医師はいないはずである。この経過をみても本症がステロイド薬の中止と密接に関連して生じていることは明らかであろう。しかし、そのような臨床家の印象とは裏腹に、この病態は長い間単なるヘルペスウイルス感染症と考えられてきた。(略)

 カポジ水痘様発疹症(KVE)という診断名は、臨床の現場ではなお幅広く使われているが、厳密に言えば現在この診断名が使われている病態は、KVEというよりもむしろ疱疹状湿疹(EH)と呼ぶほうが正しい。なぜなら、本来KVEはアトピー性皮膚炎(AD)だけでなく乾癬、酒さ、天疱瘡、(略)など幅広い疾患に生じた、汎発性の単純ヘルペスウイルス(HSV感染症を指す幅広い疾患概念だからである。それに対し、EHはより狭義で、ADや湿疹病変のある個体に生じた汎発性のHSV感染症のことを指す。(略)

 KVEは通常AD患者に(略)一般に、健常人ではHSV感染の多くは子どもの頃に生じ、その際の症状は歯肉口内炎の像を呈する。その後感冒疲労の際に再活性化するが、その多くは部位がきわめて限局しており、口囲〜口唇およびその周囲に小水疱の集簇する局面としてみられる。(『ステロイド外用薬パーフェクトブック』p167~p169)

 

これに先立つ「KEY POINTS」には以下のように書かれている。

 

アトピー性皮膚炎患者に対するステロイド外用薬の中止がもたらすもっとも重篤な病態がカポジ水痘様発疹症である。

この病態は一種の免疫再構築症候群に近い病態で、急速に回復する免疫反応により生じた一種の感染症様症状である。

ステロイド外用薬の急速な中止による炎症反応の増大に対抗して制御性T細胞が増加してくることが潜伏ウイルスの再活性化をもたらすと考えられる。(『ステロイド外用薬パーフェクトブック』p167)

 

口の周りに小さな水疱が出来ていると娘が言うので、これを疑った。

「ウイルス性のものだから触ってはいけない、つぶすと拡がる」と注意する。

 

ティートゥリー精油は抗ウイルス作用、免疫調整作用を持つのでヘルペスウイルスにも良いと考えられるが、ステロイド薬の使用で接触性皮膚炎を起こしているので、皮膚に直接塗布することは避けたい。

そこで、ティッシュ精油を落として部屋に置くことにした。

ティートゥリーに含まれているテルピネン-4-olには副交感神経強壮作用もあるので、このところ眠りにくかった娘にはこの方法が良いかもしれないと考えたのだが、まあまあ眠れたということであった。

 

この時は、シナモンのハーバルウォーターにティートゥリー精油を合わせた。シナモンも抗ウイルス作用を持つが、ハーバルウォーターは精油より香りが優しくて良い。

 

ティートゥリー(Melaleuca alternifolia)
処方例 唇・口腔のヘルペス(『NARDケモタイプ精油事典』)

 

 

さて、このステロイド外用薬パーフェクトブック』ではこの後、治療をどうするかという展開になっているのだが、ステロイド薬の使用によって新たな病態を引き起こしているにもかかわらず、これを抑えるためにステロイド薬の投与が必要だとして、このように言っている「かく言う筆者にしても、明らかな感染症のある患者にステロイド薬の多量投与に踏み切るには相当の勇気が必要である」。

愚かとしか言いようがない。

ステロイドホルモンは外から入れると体はホルモンが足りていると錯覚して作らなくなるから、ステロイド薬を止めるとホルモンが足りなくなって激しいリバウンドを起こすということを皮膚科の医師達は知らないのだろうか?そんなはずもないと思うが・・?

副腎皮質ホルモンを合成する栄養素を摂らなくてはいけない。

 

また、セレンの働きと効果に「ヘルペスの改善」(https://ipidiw.co.jp/nutrition/selenium.htmlと書かれたサイトもある。

 

 

 

この本には、ステロイド薬の長期使用で接触性皮膚炎が生じると書いている。そしてその通り、娘は接触性皮膚炎を引き起こしたので、ステロイド薬を中止した。

 

接触性皮膚炎というのは、Ⅳ型アレルギーに属する。Ⅳ型アレルギーはT細胞が活性化されて起こる(『病気の地図帳』)。そしてT細胞はアミノ酸のアルギニンによって増殖(『心の病は食事で治す』)するのである。

 

もう一つ、口唇ヘルペスはアルギニンを控えリジンを摂ることで治まる。

リジン(https://ipidiw.co.jp/nutrition/lysine.html
単純疱疹(ヘルペス)の予防

 

アルギニン(https://ipidiw.co.jp/nutrition/arginine.html
アレルギー、気管炎症、ぜんそく、肝硬変、精神分裂症、統合失調症ヘルペスウイルスなどのウイルスに感染している場合、摂取は控える

 

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