「「妙な浮腫がとれてすっきりとして・・」と 」でリンクしたサイトに、薬剤性浮腫を引き起こす薬に副腎皮質ステロイドの記載もあった。
他にも、薬剤性浮腫を引き起こす可能性がある薬剤は様々ある。例えば、副腎皮質ステロイドは、鉱質コルチコイド作用により、尿細管からのナトリウム(Na)再吸収が亢進し浮腫を来し得る。糖尿病治療薬のチアゾリジン誘導体や非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)も、腎からのNa・水の排泄低下により浮腫を引き起こすことがある。またACE阻害薬は、キニナーゼ阻害作用により発作性に血管性浮腫を来し得ることが知られている1)。(https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/di/digital/201707/551905.html)
ステロイド剤の副作用として起こってくるムーンフェイスも浮腫と関連しているのではないかと思われる。
クッシング症候群というのは、副腎皮質ホルモン過剰の場合に起こる病気で、満月様顔貌はその症状の一つである(山口和克=監修『新版病気の地図帳』(講談社))。(https://myrtus77.hatenablog.com/entry/20140116/p1)
娘のアトピー性皮膚炎に関連してステロイドの副作用についてずっと追究してきたのだが、ここに来てコロナウイルス対策としてもステロイドの問題点がクローズアップしてきているように思う。
ツイッターでは、以下のようなツイートがなされている。
インドではSARS2の感染初期からWHOのSARS2の推奨治療薬の
— ホモサピエンス・ネアンデルターレンシス♂ (@MasutaRanka) 2021年6月19日
ステロイド薬デキサメタゾンを初期入院患者に投与するので患者の免疫力が大幅に落ちてしまう現象が多発する影響で普段の免疫力では感染しない黒カビによる恐ろしいムコール病が多発しています
デキサメタゾンは本来は中等症から使うべき薬です pic.twitter.com/GjU7GQOxL9
この感染軽症患者はSARS2のサイトカインストームを防ぐ目的で大量のデキサメタゾンを感染初期に投与され、
— ホモサピエンス・ネアンデルターレンシス♂ (@MasutaRanka) 2021年6月19日
免疫力がほぼゼロにまで落ちてしまい、黒カビに侵されて左目の視力を完全に失いました。
脳内への黒カビの侵入を防ぐ為に男性はこの後に手術を
受けて顔の左側側面を失いました。
昨年2020年にリンクしたブログでも、アメリカで診療中の臨床医が「ステロイドは使うな」との警告を発しているという記事を目にした。
・脱水気味にする!通常の敗血症的な輸液するな。注意しないと呼吸不全になりやすい。例外はDKAと脱水による腎機能障害。脱水気味に!:Do not give these patient's standard sepsis fluid resuscitation. Be very judicious with the fluids as it hastens their respiratory decompensation. Outside the DKA and renal failure dehydration, leave them dry.
(略)
・ステロイドは使うな・・Do not use steroids, it makes this worse. Push out to your urgent cares to stop their usual practice of steroid shots for their URI/bronchitis.(https://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/6a0df32154608a9678f0385d2e6e5b34)
この方は、「ステロイドは使うな」ということと、「脱水気味にする!」ということを別記載しておられるのだが、ステロイドの電解質バランスに関連する働きから考えると、これは「ステロイドは使うな」に関連していくと考えられる。