風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

ニューモシスチス肺炎についてリンクによるメモと考察

ニューモシスチス肺炎

1 ニューモシスチス肺炎は細胞性免疫不全により引き起こされる日和見感染症である.

2 リスク因子として,HIV 感染,ステロイド投与免疫抑制剤,生物学的製剤,悪性腫瘍,抗癌剤による化学療法,血液透析などがある.

3 3 主徴は発熱,乾性咳嗽,呼吸困難である.

4 呼吸不全の割に胸部単純 Xp の陰影が乏しい際は,ニューモシスチス肺炎の初期ですりガラス陰影が顕在化していない場合があり,積極的に胸部 CT などで精査する.

https://primary-care.sysmex.co.jp/speed-search/disease/index.cgi?c=disease-2&pk=9

 

この「ニューモシスチス肺炎」というのは、「「自然免疫・獲得免疫」という言葉を一度解体してみるで言及したCD4数と日和見感染についての図表で、CD4値が200辺りで発症する肺炎として記されていたものである。

 

上のリンク記事を見る限り、T細胞による細胞性免疫反応は自然免疫と言えるように思う。

やはり呼び方に拘らずに考察する方が良いかも知れない。

ここで、大事なのは、細胞性免疫不全に陥った場合、ステロイドの投与はリスク因子となるということである。

するとステロイドの投与によって細胞性免疫不全傾向にあった場合に、ステロイドを中止することでリバウンドを起こすというのは、

 

アトピー性皮膚炎患者に対するステロイド外用薬の中止がもたらすもっとも重篤な病態がカポジ水痘様発疹症である。

この病態は一種の免疫再構築症候群に近い病態で、急速に回復する免疫反応により生じた一種の感染症様症状である。

ステロイド外用薬の急速な中止による炎症反応の増大に対抗して制御性T細胞が増加してくることが潜伏ウイルスの再活性化をもたらすと考えられる。(『ステロイド外用薬パーフェクトブック』p167)

 

ここに記されていた記述は正しいと言えるように思う。

 

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逆から言えば、ステロイドの投与によって細胞性免疫反応が抑制されると考えられないだろうか?とすると、ストレスがかかり副腎皮質ホルモンが放出され続けた場合にも細胞性免疫は働かなくなると考えられる。ストレスが多いと免疫力が落ちると言われているのにも通じると思われる。

それでは、パントテン酸食材を摂って副腎皮質ホルモンが合成されると細胞性免疫であるT細胞の活動は抑制されると言える。つまり、Ⅳ型アレルギーである接触性皮膚炎はパントテン酸食材によって改善されるのだ。アレルギーは免疫の暴走だと頭に入れなくては。

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やはり自然免疫とか、獲得免疫という言葉の使い方が良くないように思える。

 

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