B2とビオチンはシーソーのようにどちらかが多いとどちらかが少なく、一方が増えると一方は減る関係にあるように思う。
「口の端が切れ始めた」と言う。
ビオチンを摂るためにセレンやモリブデンを含有した食材の摂取量が上がり始めるとVB2不足に陥る。
あるいはモリブデンがキサンチンオキシダーゼの合成でB2を使うために口角炎になる、セレンがB2と共に抗酸化に働いて(過酸化)脂質を分解して皮膚障害を起こす、ということが起こってくるのかも知れない。
セレン
過剰摂取・副作用
爪の変形と脱落、皮膚障害、肌荒れ
1933年、牛乳から分離した黄色の色素が、ビタミンB2と同じ物質であることが証明されています。
細胞膜が酸化されると、過酸化脂質が増えて膜を痛めます。ビタミンEは、細胞膜の油に溶けて存在し、膜を酸化から守って過酸化脂質の生成を抑えますが、Eにはいったんできてしまった過酸化脂質を分解する作用はありません。
そこでB2の登場です。体内で働く活性型ビタミンB2がセレンというミネラルとともに、細胞膜にできた過酸化脂質の分解を促進するのです。(吉川敏一『ビタミン・ミネラル早わかり』より)
ビタミンB2のFMN、FADへの活性化は、甲状腺ホルモンやACTHによって影響を受け、甲状腺機能亢進症、下垂体疾患では、活性化が抑制されることが知られている。、糖尿病、肝疾患、副腎皮質機能低下症でも活性化障害が起こる。(https://kanri.nkdesk.com/hifuka/eiyou11.php)
このところ、ビオチンを摂るためにモリブデンの多い普通牛乳を飲ませていた。苺にもミニトマトにもモリブデンが多い。納豆も挽き割りでなくモリブデンの多い普通の納豆を買ってきていた。小麦にはセレンの次にモリブデンが多く含有されている。
それで全体的にどうも具合が良くない。
今朝は納豆のパンを予定していたが、急遽、鶏手羽中の唐揚げ(粉チーズがけ)に変更した。
気圧が下がって来ていたというのもあるかもしれない。
ところで私は、B1のように、ブドウ糖をエネルギーに変換する働きに関わっているビタミンBは朝食で、脂肪をエネルギーに変える働きをするビタミンBは夕食で摂るのが良いのではないかと考えている。
ビタミンB2は、脂肪を燃やしてエネルギーに変わるときに必要なグルタチオン・レグクターゼという酵素を補うための補酵素として働きます。脂肪を多くとったら、ビタミンB2の摂取が求められます。(吉川敏一『ビタミン・ミネラル早わかり』より)