今の主治医は色々検査項目を増やしてくれるのだが、その中に、尿のpHがあった。
過去記事でリンクした「高尿酸血症ガイドラインの今後の動向」を見直してみると、以下のように記されていた。
「尿酸」は,本来は非解離尿酸(遊離 尿酸)を表しているが,あるときには解離尿酸を表し, また,あるときにはその両方を意味している場合もあ る。英文では非解離尿酸はuric acid,解離尿酸はurate と明確に使い分けられているが,日本語にはurateに 相当する適切な語句がない。酸性尿中で析出し尿酸結 石を形成するのはfree uric acidすなわち遊離の非解離 尿酸であり,関節液中で析出し蓄積して痛風関節炎を 起こすのはNa-urate,すなわち解離尿酸のNa塩であ る。それぞれが病原性を発揮する場所も病態も全く異 なるので,非解離尿酸と解離尿酸は明確に区別して理 解する必要がある。
(http://www.m-review.co.jp/files/tachiyomi_J0012_2401_0010-0016.pdf)
利尿剤を止めてから尿酸値は正常範囲に入っているのだが、尿のpHは、過去記事で引用した5.75(解離指数)以下の酸性に傾いている。
利尿剤以外に尿酸値を上げるものとしてARB系の降圧剤があるのだが、これは今も飲み続けている。
利尿剤を止めてから、前回と今回で腎臓の濾過機能は良くなっているのだが、さらに濾過量を上げるための手立てを考えている。
血中亜鉛量を上げることに変わりないが、その他にpHを上げること、尿酸を排出することが考えられる。
一つ目のpHを上げるためには、やはり海藻類を少し多めに取り入れる。
二つ目に、尿酸を排出するセロリシードを料理に取り入れようと考えている。
痛風:セロリシードとジュニパーが良い。尿酸の排出を促進します。(ペニー・スタンウェイ=著『スパイスハンドブック』p163(東京堂出版)
ただ、この本のp152には「利尿作用(尿量を増やす)」という項目にセロリシードとジュニパーが記載されており、ジュニパーについては()書きで(腎臓疾患のある場合は使用しない)と記されているので、セロリシードについても使いすぎには注意が必要かもしれない。
また、p147には「抗アドレナリン作用」としてセロリシードが上げられているので、夕食のスープ等に取り入れるのが良いだろう。
P157には「関節炎」の項目で「セロリシードは炎症を起こす酵素(COXー1とCOXー2)を阻害し、関節炎を楽にする働きがあります」と記されている。
それから、出来ればARB系の降圧剤を徐々に減らしていきたい。