リンとマグネシウムは、エネルギー源ATP(アデノシン三リン酸)の主成分です。(伊藤豊=著『医者が教える最強の栄養学』p198)
マグネシウム(magnesium: Mg)は、生体の機能維持に不可欠な生体内で4番目に多いミネラルです。約70%が骨や歯にリン酸マグネシウムの形で存在し、カルシウムとともに骨などの形成には不可欠です。(略)
糖質代謝や脂質代謝、ミトコンドリア内のエネルギー代謝では「エネルギー通貨」であるATP(アデノシン三リン酸)の産生に関わり、たんぱく質や脂質などの生合成、遺伝子合成など生体内の300以上もの酵素反応に関与する補助因子として、重要な役割を担っています。また、細胞内液中に存在するマグネシウムイオン(Mg2+)は神経や筋肉の興奮性を抑制し、神経伝達や細胞膜の安定性、筋収縮、心拍出、ホルモン分泌などにも重要な働きをもっています。https://stylebike.co.jp/mag-on/about.html
栄養学の本には利尿剤によってマグネシウムが排出される場合があるとも書かれているのだが、夫が服用していた利尿剤のフロセミドには添加物としてステアリン酸マグネシウムが入っていた。そのせいかどうか分からないが、血中マグネシウム量がいつも高かった。
その頃は、マグネシウムの多い海塩を使っていたので、それも良くないかと思い、塩を食塩に変えて、鉄やカルシウムの多い岩塩やマグネシウムの多い海塩の使用を止めていたのだった。
その利尿剤を飲まなくなって血中マグネシウム量が基準内に入ってきたようだったのだが、その後検査結果の中にマグネシウム量の記載がなくなって分からなくなった。
この一年は血糖値が高いということで薬を勧められていたのだが、ARB系の降圧剤が良くないと思い、医者からはカルト宗教信者呼ばわりされながらARB系の降圧剤も止めて貰った。この二つを止めて血中尿酸値は完全に正常範囲に入った。
しかし、医者との関わりがストレスで夫も私も具合が悪くなりそうなのと、知人の勧めもあって、病院を変わった。
新しい病院での最初の検査では、腎機能が少し良くなっていた。ただ、甲状腺が低下症になっているのでチラーヂンを飲み始めている。
古い栄養素の本のミネラルのところにこんなことが書かれてあった。(以下、追記)
マグネシウムやクロムは糖代謝に、亜鉛はインスリンの構成成分に、マンガンはインスリン生成に関与(中村丁次=監修『栄養成分バイブル』)
考えてみれば、インスリンの合成(糖代謝)にはマグネシウムが必要である。
娘の睡眠障害にしても、私の足の筋肉の色々な不具合にしてもマグネシウム不足ではないかと思い至って、夕食の献立の中の一つにマグネシウムの多い海塩を復活させることにした。
(以下、追記部分)
もしかすると、亜鉛を排出する利尿剤を服用しなくなったので腎機能が回復し、ミネラルを適切に排出するようになったために血中マグネシウム量が基準に入ったとも言えるかもしれない。
マグネシウムは、体内の300種類以上の酵素を補う補酵素として働き、すべての生合成過程、解糖系の能動輸送系、遺伝子暗号の伝達など、さまざまな作用を支えています。神経伝達、体液の平衡維持にも重要な役割を果たします。
筋肉の興奮性を高めたり抑えたりする作用があり、筋力を発揮するためにも大切なミネラルです。(吉川敏一『ビタミン・ミネラル早わかり』)
蕪はマグネシウムよりカルシウムの方が多いので、マグネシウムの多い海塩を振りかけて重しをして、しばらく置く。出た水分を捨てて、化学調味料無添加の紀州那智勝浦の甘酢と米酢を1:1でかけて、また重しをして漬ける。下拵えの塩をかけてしばらく置くというのが、大事だと思う。 https://t.co/N7v8Obnqjg
— メロメロピー77 (@syodainekosuke) 2020年12月22日