風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

やはりB6?!

前に書いた内容を忘れて同じようなことを考えていることがある。

meromeropy77.hatenablog.com

しばらく前から、椅子から立ちあがろうとするとき、右太ももの内側が痛むということがあって、大腿筋に問題がありそうだと考えていた。こういう症状は初めてなのだが、カリウム、銅、ビタミンK、グルタミン酸と巡り巡って、やはりVB6不足ではないか?と思った。

夜中の3時に目が覚めて、やはり足の具合が良くない。そうこうしているうちに4時半を過ぎ家の前のスーパーの商品搬入口の音が耳につき始めた。B6不足で聴覚過敏?扇風機のような形の遠赤外線の暖房機を付けると明るいので、枕元に置いてあった本のB6について書かれたところを開く。

 ビタミンB6はたんぱく質代謝に重要な働きをしています。

 たんぱく質をバラバラに分解してアミノ酸にする酵素や、あるアミノ酸を別のアミノ酸に変える酵素の助っ人です。こうして、必須アミノ酸を除いた12種類のアミノ酸が、体内でつくられ、20種類すべてのアミノ酸がいつでも手に入る態勢になっています。(伊藤豊=著『医者が教える最強の栄養学』p186)

 

やはりB6不足だな、と思う。

 

ALSの病因については何らかの環境因子の関与、グルタミン酸過剰説、神経栄養因子の欠乏説、フリーラジカル説などさまざまな仮説が提唱され研究されていますが、現在までのところまだ結論は出ていません。また、約90~95%は遺伝と関係なく発生し、5~10%は遺伝性のALSといわれています。(https://www.sanofi-als.jp/about/

 

以前にも「グルタミン酸過剰、VB6不足」で足の具合が悪いと疑っていたことがあったのだった。

 

グルタミン

骨格筋や筋肉におけるアミノ酸の約6割を占める

グルタミンは体内でグルタミン酸が働くことによって合成される

働き・効果

筋肉の強化と分解防止

損傷した筋肉の修復速度を高める

筋委縮症の治療に役立つ

摂取・吸収

水に溶けにくい性質を持つ

グルタミンの摂取が必要な場合

お酒をよく飲む、筋力トレーニングを行っている、脂肪を減らすため、食事制限を行っている

不足・欠乏

筋力低下や消化不良を起こしす

筋肉は萎縮する

食品・食材

グルタミンは熱に弱いため、サラダ・刺身など生で食べられる食品が効率的

・小麦粉・昆布(海藻)・大豆・サトウキビ・肉・魚・卵・チーズ・トマト・落花生・アーモンド・ゴマ(http://ipidiw.co.jp/nutrition/glutamine.html

 

グルタミン酸とグルタミンは同じような食物に含まれているようなのだが、これと同じサイトのグルタミン酸の項には「緑茶、玉露」、「たけのこ、よもぎ、うま味調味料」が加わっている。成分表にはグルタミンの表記がないので比較することができない。

 

グルタミン酸アスパラギン酸に変換されたり、グルタミンと入れ替わったりするようであるが、その時に、ビタミンB群の栄養素が必要になるように思われる。

アミノ酸とタンパク質代謝

肝および筋肉以外の組織で生じたアンモニアは肝に運ばれる(グルタミンのアミド窒素として)
           グルタミンシンテターゼ
グルタミン酸アンモニア +ATP→グルタミン +ADP + Pi

 

肝に運ばれたグルタミンはグルタミナーゼにより加水分解されグルタミン酸アンモニアになり,アンモニア尿素回路尿素に変換される

http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/~onishi/20metabofaa.pdf

グルタミン酸アンモニアとATPによってグルタミンに変換され、グルタミンは加水分解によってグルタミン酸アンモニアに戻されるようである。

(上に記された「水に溶けにくい性質を持つ」というのと、「加水分解されグルタミン酸アンモニアになり」というのは、相容れない気がするなぁ?まっ、いいか?)

 

このグルタミン酸をグルタミンに変換する酵素グルタミンシンテターゼにビタミンB6が関わっているのかを調べているのだが、いま一つはっきりしない。

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河端輝江=編著『しっかり学べる!栄養学』p154

『しっかり学べる!栄養学』のVB1の項には、図の中に脱炭酸反応と記されているから、ここではB1だけでなくB6も関わっていると思われるのだが、はっきりとは記されていない。

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堺章『目でみるからだのメカニズム』p7(2003年10月15日新訂版第5刷)

また、この写真の「ATP産生のプロセスとビタミンB群の関与」の図でもVB1は記されているが、B6は記されていない。

ATP(アデノシン三リン酸)とはエネルギーを蓄えている物質であり、これが分解される時にエネルギーが得られる(参考:『目でみるからだのメカニズム』)。

 

はっきりとは分からないのだが、グルタミン酸がグルタミンに変換されるためにはATPを必要とするようであるから、ここにはB群のビタミンがすべて必要だと言えるように思われる。

 たんぱく質は、その構成因子であるアミノ酸からアミノ基が外れると、残った炭素骨格が、側鎖の形状によってピルビン酸、オキサロ酢酸、αーケトグルタル酸、アセチルCoAなどのいずれかに代謝され、エネルギーとして利用される。

 アミノ基転移反応には、ビタミンB6の補酵素型であるピリドキサールリン酸(PLP)が関与している。そのため、たんぱく質がエネルギーとして利用される場合には、ビタミンB6の必要量が増加する。(河端輝江=編著『しっかり学べる!栄養学』p181)

 

このところ無性に豚ヒレカツが食べたいと思ってお惣菜で買ってきた。豚にはB1、ナイアシンが多くB6はあまり多くない気がするのだが、ヒレにはB6も比較的多く含まれていると記憶していた。

B1が必要なのかB6が必要なのかはたまたナイアシンが必要なのかはっきりとは分からないのだが、食べて様子を見るしかないかなぁ?と。

でも、自分のことなので食べたいと思うものを食べるのが一番良い気がする。

 

ついでに自分で考えてみた反応式も載せておこう。間違ってるかもしれないけど・・。

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