IgE
IgEは最も量が少ないY字型の構造の免疫グロブリンで、身体の中に入ってきたアレルゲン(アレルギーの原因となる物質:花粉やハウスダストなど)に反応してヒスタミンやロイコトリエンを産生させ、アレルゲンから身体を守る働きがあります。
ただ、ヒスタミンやロイコトリエンが過剰に産生されてしまうといわゆるアレルギー反応が引き起こされることもあります。
また、アレルギー性疾患や寄生虫感染症など、アレルギー反応が関係した疾患にかかるとIgE値が増加するという特徴もあります。
IgE
免疫グロブリンE(IgE)はヒト免疫グロブリンの0.001%以下と極微量しか存在しない単量体の抗体である。IgEが抗原と反応するとヒスタミンの分泌が起きる[5]。寄生虫に対する免疫反応に関与していると考えられるが、寄生虫の稀な先進国においては、特に気管支喘息やアレルギーに大きく関与している。「肥満細胞」とも言われるマスト細胞の表面にあるFCεR受容体にIgEが常駐しているが、ここのIgEにさらに抗原が結合する反応によってマスト細胞が活性化され、ヒスタミンなどの分泌物をマスト細胞から放出する[5]。好塩基球にもIgEが存在している。
非ヒトのグロブリン
グロブリンタンパク質は、他の動物種だけでなく、植物にも存在する。エンドウ豆や他のマメ科植物に含まれるビシリン(英語版)とレグミン(英語版)は、種子内のタンパク質貯蔵庫として機能する。これらのタンパク質は、ヒトの免疫グロブリンE(IgE)抗体と結合すると、アレルギー反応を引き起こす可能性がある[2]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%B3