風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

熱中症に陥った!

 夏場は、酸っぱいものをとるのがおすすめです。中医学で「酸味」には、収斂作用といって、もれ出るものを抑える作用があると考えます。なので、酸味には汗のかき過ぎを抑える力があります。必要な潤いを体内に蓄えておくために、酸味を適量とるといいですね。(略)

 加えて酸味は甘味といっしょにとると潤いを生むので、呼吸器系や肌の乾燥が気になる人、便がコロコロのうさぎ便の人、日中に汗をすごくかく人、またそういった環境で作業する人は、ぜひいっしょに食べてみてください。

 酸味と甘味の定番は、梅干しと白米です。夏場の朝、お粥に梅干しは、ミネラルとエネルギーと失いがちな水分をすべて同時に補え、さらに消化を担う脾胃(消化系)に負担にならない最適の朝食といえます。(櫻井大典=著『まいにち漢方』(ナツメ社)より)

 

昨日会堂の補修作業に来て下さった方の中に熱中症に陥った方がおられた。

エアコンをつけた車の中で休んでいるというので、頭を冷やすための保冷剤を渡して、昼食は食べたかどうか、汗をかいたかどうかを確認して、台所に戻り、たまたま冷やしていたローズヒップとハイビスカスのお茶に甜菜オリゴ糖とレモン果汁を混ぜたものを作って飲ませた。作業を続けておられる他の方達にもお出しして、牧師館に引っ込んだ。

帰り際、車の窓を開けて挨拶してくださった様子では随分落ち着いていたようだったが・・。

 

果たして飲ませたものが良かったかどうか確認しなくてはと思い、娘から『まいにち漢方』の本を借りて何か書いていないかと調べたら、上のようなことが書かれてあった。

私が出したのは、梅干しとお粥ではなかったが、オリゴ糖は甘味だし、ローズヒップとハイビスカスには酸味があるから、かき過ぎた汗を抑えてミネラルの流出を防げたかと思う。

ローズヒップにはビタミンCが多い。ハイビスカスにはクエン酸が多く、ミネラルではカリウムが多い。ビートからとった甜菜オリゴ糖にはナトリウムが多く、浸透圧調整物質(オスモライト)であるベタインも含まれている可能性がある。

 

しかし、これを汗をかかない冬に取りすぎるのはいかがなものかと思う。

以前、冬に娘に梅干しやハイビスカスティーを続けて飲ませて体内がアルカリに傾いたせいか大変な状態になったことがあった。

食する物、必要な物は季節により体質によって異なるということを頭に入れて置く必要がある。

  

オスモライト(英語: osmolyteあるいは、浸透〔圧〕有効物質、浸透〔圧〕調節物質)は、生物において主に浸透圧を調整する化学物質である。細胞においては細胞外部の浸透圧ストレス(浸透圧勾配)による水の流入あるいは排出に対し細胞容積を保持する機能がある一方で、広範囲の濃度域にわたり酵素などのタンパク質の構造や機能を安定して機能させタンパク質を変性から守る働きもある。(略)
高濃度の塩化ナトリウム (NaCl) や尿素などにさらされる哺乳類の腎髄質 (renal medulla) ではソルビトール、ベタイン、イノシトールタウリンやGPCなどが主にオスモライトとして利用されている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88 

オスモライト - Wikipedia

 

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