風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

体内の亜鉛とナイアシンの割合がpHバランスに関連する(乳酸脱水素酵素から考える)

ここの記事、自分で書いておいて何度読み返してもどこか間違っているような気がしてならない。でもどこが間違っているのか分からない。

乳酸は化学反応の末端であり、酵素によってピルビン酸に変換される他ない」と書かれているから、やはりこの亜鉛含有酵素である乳酸脱水素酵素は乳酸からピルビン酸に変換されるためだけのものなのだろうか?

けれど、「LDHは、可逆的に、次の反応を触媒します」とも記されている。

 

● LDH(乳酸脱水素酵素)
 LDH(lactate dehydrogenase)は、嫌気的解糖系の最終段階で、ピルビン酸(焦性ブドウ酸)を乳酸に変える酵素です。
 LDHは、可逆的に、次の反応を触媒します。
 ピルビン酸+NADH2+⇔L-乳酸+NAD+
 この反応平衡は、生理的pHでは、右(乳酸の方向)に傾いていて、血液中では、乳酸/ピルビン酸比は、10〜20です。(抜粋)(http://mh.rgr.jp/memo/mz0292.htm

 

「乳酸脱水素酵素は乳酸とピルビン酸との相互変換を触媒する。このとき、NADHとNAD+の相互変換も同時に起こる。ピルビン酸の乳酸への変換は、酸素が欠乏または供給不足のとき(嫌気呼吸時)に起こる。この逆反応が肝臓のコリ回路において行われている。」(ウィキペディア「乳酸脱水素酵素LDH)」より)

 

「コリ回路の重要性は、嫌気的な条件下で筋肉の乳酸アシドーシスを防ぐところにある。乳酸は化学反応の末端であり、酵素によってピルビン酸に変換される他ない。」(ウィキペディア「コリ回路」より)

 

ナイアシンは通常NAD+、NADP+として存在している。

乳酸脱水素酵素亜鉛含有酵素である。

乳酸は、亜鉛含有酵素である乳酸脱水素酵素によってピルビン酸に変換される。この時、NAD+として存在していたナイアシンは水素を受けてNADHとなる。

 

NADPH は体内でグルコースから脂肪酸が作られる時に必要です。NADH,NADPHは体内において酸化された化合物を元の還元状態に戻すのに使われます.(http://vitabio.sakura.ne.jp/pdf/niacin.pdf

 

亜鉛ナイアシンは乳酸の分解だけでなく、他でも、例えばDNAの合成やインスリンの合成等にも一緒に働いているはずである。亜鉛よりナイアシンの多い状態ではピルビン酸から乳酸への変換で留まり、ナイアシンは酸化型のNAD+が増え、ピルビン酸に戻れない乳酸が体内に溜まると考えられる。

そして乳酸が溜まった状態では「乳酸アシドーシス」と記されているように、体内はアシドーシス(酸性)に傾くのではないだろうか?

よって、体内のpHバランスを考えるならば、食物に含まれる亜鉛ナイアシンのバランスを考える必要がある、と思われる。

 

LDHの遺伝子に変異が起こると、乳酸脱水素酵素サブユニット欠損症となる場合がある。サブユニットAの欠損症では、主に肝臓や横紋筋での機能が損なわれる。その結果コリ回路の機能が妨げられ、疲労やけいれん、筋肉痛を起こしやすい。強度の運動によって横紋筋融解症となり、その結果腎不全を引き起こすこともある。一方、サブユニットBの欠損症では主に心臓での機能が損なわれることになるが、特に臨床症状を示すことは少ない。(ウィキペディア「乳酸脱水素酵素LDH)」より)

夫は心不全で入院する前、けいれんを起こすことはなかった(これは、ナイアシンも多いがビタミンB6の多い鶏胸肉を摂っていたため痙攣は起こさなかったと考えられる)が、検査では肝機能の値も悪く、心不全での入院であったけれど、肝臓、腎臓、血糖値にも問題が示されていた。

LDHの遺伝子に変異が起こると、乳酸脱水素酵素サブユニット欠損症となる場合がある」と記されているのだが、亜鉛欠乏のナイアシン過剰でもこういった状態に陥ると考えられる。

 

また、亜鉛過剰のナイアシン不足ではアルカローシスに傾き、アルカリ性で起こってくる病気が発症してくると考えられる。

 

ナイアシンより亜鉛の方が多い人は、乳酸が分解されやすくて肩こりを起こさないのではないだろうか?私は昔から肩こり症だが、若い頃の夫は、「肩こりというものがどういうものだか分からない」と言っていた。

 

夫が退院してから、亜鉛を摂らせようと牛肉を定期的に食事に取り入れていたのだが、「牛丼は食べたくない」と言ったことがあった。けれど生卵を付けてすき焼き風にすると食べる。

亜鉛ナイアシンの割合を調べるようになって解ったことだが、亜鉛の多い牛肉であってもナイアシン含有は高く、挽肉ではナイアシンに比べて亜鉛含有が僅かに高くなるのだが(亜鉛ナイアシン=1,2:1)、和牛のもも肉では亜鉛含有よりナイアシンの方が高い(亜鉛ナイアシン=1:1,4)。

卵では黄身の亜鉛含有が高く、ナイアシンはほとんど含まれていない。それで、卵を付けたすき焼き風だと亜鉛ナイアシンの割合が調整されて食べる気になるということだったのだ、と理解した。

娘が、「お父さんは亜鉛が不足するとマヨネーズを使いたがるように思う」と言っていたのも、ここに関連していたと思えた。

何を食べたがるか、何を嫌がるかということが体の状態を示していると思われる。

そしてやはり、ただこの食物には亜鉛が多いというだけでなく、他の栄養素との割合を考える必要があるのだと思う。

 

以下も乳酸脱水素酵素について記されたサイト。

  ↓
https://pdbj.org/mom/102