最近、「アトピー性皮膚炎も‘’代謝病‘’である!」(https://ameblo.jp/nomadodiet/entry-12455826386.html?frm=theme)と書かれた医師のサイトに出合った。
ここには、「アトピ―性皮膚炎の最大の問題は、…様々なストレス物質によって、皮膚細胞内が完全にアルカリ化していることです」と記され、さらに「細胞内を酸化させるナイアシノマイドの母胎の血液濃度が高いほど、乳児湿疹が減少することがそれを証明しています」と書かれていた。
私は、「もう一つ、体内を酸性に傾けるもの(乳酸産生増大と乳酸脱水素酵素から考える)」という過去記事で、亜鉛が少なくナイアシンが多い場合は体内は酸性に傾くのではないだろうか?という風に考えていた。この記事は夫のうっ血性心不全について考えていた時の記事なのだが、その前後から体内のpHバランスが娘のアトピーにも関連しているのではないかと考えていた。
夫の二度にわたる心不全での入院には、亜鉛欠乏のナイアシン過多が関連していると考えている。
夫はどちらの入院前にも実家のある福島に帰っていた。放射線量の高い地域では、放射線によって作られる活性酸素を消去するために亜鉛等のミネラルが消費されると考えられる。
ミネラルが消費された状態で、ナイアシン過多の食事を摂ったためにアシドーシスへと傾き、アシドーシスで発症する病気に陥ったと考えていた。
逆にその(ナイアシン過多の食事をしていた)頃の娘は、体調がとても良かった。
痒みが激しいというよりも、引っ掻きもしないのに皮膚が壊れて組織液が吹き出すという時の娘は、同時に、食べても痩せていくという状態に陥っていた。
この時は、甲状腺が亢進しているのではないかと考えていたのだが、甲状腺機能亢進症は体内がアルカリに傾いたアルカローシスの状態で発症してくる病気である。
しばらく前、炎症を抑えようと考えて、娘に(というか家族皆で)、セレンやビタミンKの多い物を摂っていた。すると途中までは良かったのだが、だんだんと娘は体重が減少していくようになったので、これはまずいと思い食事内容を変更したのだが、ちょうどその頃に上の医師のサイトに出合ったのだった。
今は、ナイアシンの多い物を摂らせて回復してきている。しかし、そうすると夫の具合が悪くなりそうなので、やはり家族で同じ物を食べていてはダメだというところに行き着いているところである。
私は、初め亜鉛とナイアシンとの割合で、酸性に傾いたりアルカリに傾いたりするのだと考えていたが、今は、酸化還元反応に関わるナイアシンやビタミンB2、あるいはVK等のビタミン類が多い場合は酸性に、酵素の活性中心に関与するミネラル類が多い場合はアルカリに傾くのではないかと考えている。
アルカリ食品について調べていて、牛乳がアルカリ食品に含まれているのを見て驚いたのだが、牛乳に多く含まれる栄養素はモリブデンとカルシウム等のミネラルなのである。「ミルクアルカリ症候群」という言葉もある。私は、妊娠後期に牛乳をやたら飲んでいた。これなども娘の体質に影響している気がする。
チーズも種類によって、ビタミンB12が最も多い物とカルシウムの多い物とがあるが、ビタミンとミネラルのどちらが最も多いかで違ってくるように思われる。
しかし、ナイアシンが多く体内ヒスタミン値の高い人はこれには当てはまらないと思う。その場合はむしろナイアシンを控える方が良い。
「もう少し詳しく牛肉を分析する」でも載せたのだが、牛肉も部位によって最も多い栄養素が違ってくる。牛肉で亜鉛を摂っているつもりでナイアシン過多になっているとか、ナイアシンを摂ろうとしてVB12ばかり摂っているということが起こってくる。