風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

長年の謎が解明されつつある(ビタミンK欠乏症に「頭蓋内出血」)

「カロリー」で野菜の検索をかけていたら、ビタミンKがやたら出てくる。「もう、ビタミンKいやだ、カリウムの多い物探してるのに全然出てこない」と思っていたのだが、ビタミンK欠乏症状の中に「 頭蓋内出血を起こす事がある」とか、「歯茎からの出血」(https://ipidiw.co.jp/nutrition/vitamink.htmlというのがあって、瞠目した。

この前「ウニあられ」が期間限定でお店に出ていたので、買ってきて食べたらどうも調子が悪い。頭がもわもわする。ウニにはビタミンAが多いと思っていて、最近目にしたビタミンA過剰症の中に「蓋内圧亢進症」というのがあったので、これだなと思ったのだが、調べてみるとウニにはAなんかよりEの方がずっと多かった。

こういう(頭がもわもわする)時はいつもカッパ巻きが食べたくなるのだ、私は。それでカリウムを欲しているのだと思い込んでいたのだが、キュウリに多いのはビタミンKとモリブデンなのだった。

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私はセロリも好きでハッサクや甘夏と一緒にサラダに入れては娘に嫌がられていたのだが、セロリに一番多いのがビタミンKで次がカリウムだ。

サラダ菜、レタス、菜の花、春菊など、みんな最も多いのがビタミンKで次が葉酸

キュウリ、紫蘇、パセリ、白菜、小松菜、青梗菜も一番多く含むのがビタミンKで次がモリブデンであった。

 

それでもう一度、ビタミンKについて見てみると「ビタミンEがビタミンKの働きを阻害する」(https://ipidiw.co.jp/nutrition/vitamink.htmlと記されている。

こういったことは同じ間違いを何度か繰り返すとはっきりしてくるものなのだが、「具合が悪い」という高い代償を払わされるところが実に厳しい、と言える。

ココナッツオイルを日常的に料理に使えないかと思って昨日はチャーハンに使ってみたのだが、昼食後酷く具合が悪くなった。ココナッツオイルに含まれる栄養素としてはビタミンEしか出てこない。ベースに使ったオリーブオイルでは最も多いのがビタミンEで次がKだ。入れた野菜がまた悪かった。赤ピーマンと黄色ピーマンに多いのが、ビタミンCについでEである。青ピーマンではビタミンCについでビタミンKが多いと出てくるのだが・・。私は赤ピーマンは好きではないのだが、カラフルなので使いたがるのだ。

昼食後具合が悪くなったのは私一人だった。

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 ビタミンKは腸内細菌によって多量に産生されるため、成人では欠乏症は起こりにくい。しかし、腸内細菌群が未発達である新生児や乳児では、ビタミンK欠乏症を起こしやすい。例えば、新生児メレナ(出生2~3日後に起こる消化管の出血)や、突発性乳児ビタミンK欠乏症(出生約1か月後に起こる頭蓋内出血)などがある。
(略)
ビタミンK1は緑黄色野菜にも多く含まれる。

 食品中に含まれるビタミンK2のうち、肉類やバターなど動物性食品に広く分布するのはメナキノン-4、納豆菌が産生するのはメナキノン-7である。ビタミンK1とメナキノン-4の整理作用はほぼ同じであるが、メナキノン-7は分子量が大きいため、同じ摂取量で考えるとその作用は弱い。したがって、メナキノン-7の生理作用を考えるには、メナキノン-4相当量に換算しなければならない。

 血栓症の予防・治療などで血液凝固阻止薬のワーファリン投与を受けている人は、薬の効き目が低下しないように、ビタミンK摂取量を減らさなければならない。このような患者は、納豆の摂取を避ける必要がある。(川端輝江=編著『しっかり学べる!栄養学』p152)

 

娘が生まれた時、新生児検査でビタミンKの検査を受けたことを思い起こした。

 

『しっかり学べる!栄養学』のこのページにビタミンKを多く含む食品の表が掲載してある。多い順に、あしたば(50g)で250㎍と一番上に表示されているのだが、一番下に表示されている納豆(50g)は300㎍である。やはり納豆の栄養素の含有はどれも高い、と思う。

納豆に多い栄養素は、モリブデン、ビタミンK(https://calorie.slism.jp/104046/)である。

夫は、キュウリは神の失敗作だと言って嫌っていたが、子どもの頃から納豆を食べているとモリブデンもビタミンKも他のもので摂る必要がなかったからではないかと思わされる。

ビタミンK(https://kanri.nkdesk.com/hifuka/eiyou9.php
欠乏は出血、過剰は呼吸困難、皮膚水疱等。

 

さて、ビタミンKについて、『栄養成分バイブル』には次のように記されている。

 出血時に血が止まるのは、血液を凝固させるはたらきがあるからです。ビタミンKもそのひとつで、血液凝固因子の合成にはたらきます。ふだんは血液の凝固を抑える成分が作用しています。この成分の合成にもビタミンKが必要です。血液を凝固させたり抑制したり、作用の裏と表にかかわってうまくバランスをとっています。

 ビタミンKは骨の健康維持に不可欠です。ビタミンDが骨を形成するとともに、必要に応じて骨から血液中にカルシウムを送り出すのに対し、Kは、骨からのカルシウムの支出を抑制します。また、骨の石灰化にも重要で、不足すると骨に充分なカルシウムが取りこまれず、骨がもろくなります。ビタミンKは骨粗鬆症の予防になるのはもちろんですが、治療薬としても認可されています。(中村丁次=監修『栄養成分バイブル』)

踵の骨のためにも、私にはビタミンKが必要そうだ。

 

もずく酢が好きで時折買っていたが、ある時から「めかぶ」も食べるようになった。娘はもずく酢が嫌いだったが、「めかぶ」が食卓に上るようになってから、もずく酢を食べるようになった、と言っている。「めかぶ」に比べたら「もずく酢」の方がまだましだからだそうだ。「めかぶ」に多いのがヨウ素で次がビタミンKである。娘の好きな「カットわかめ」もヨウ素とビタミンKが多いんだけど、ね?

私は、この「めかぶ」にほんのちょっぴりマヨネーズをかけて食べるのが好きだ。

レタスにはフレンチドレッシングをかけて食べる。娘もフレンチドレッシングをかけるんだとレタスを食べたがる。

なんでかな?ビタミンKは脂溶性のビタミンだからオイルと相性がいいんじゃないかと思う。

春菊のおひたしには、私は、ちょっぴり胡麻油を入れる。胡麻油に最も多いのがビタミンKで次がビタミンEだ。

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フレンチドレッシングに多い栄養素はビタミンKでビタミンE(https://calorie.slism.jp/117040/

 

ビタミンE(https://ipidiw.co.jp/nutrition/vitamine.html

過剰摂取・副作用

・皮膚の痒み、ほてり、むくみ
・血液が固まりにくくなり、出血の危険性が高まる
・骨が減ってもろくなる骨粗しょう症になる恐れが高まる  

 

ビタミンEがビタミンKより上回ると、私には良くない気がする。 

 

 

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