Lードーパからチロシナーゼによって変換されるドーパキノンの「キノン」はビタミンKのことではないかと思われる。
真性メラニン色素を造るためにはビタミンKも必要であると考えられる。
以下のURLは、清水宏=著『あたらしい皮膚科学:第2版』(中山書店)という書籍からのものである。
ここには、チロシンからメラニンを合成する過程でシステインが存在すると、フェオメラニン(黄色メラニン)という悪性腫が合成されると記されている。やはりシステインの存在が良くないように思われる。
ビタミンK(http://ipidiw.co.jp/nutrition/vitamink.html)
脂溶性ビタミン
緑黄色野菜・海藻類・緑茶・植物油などに含まれるビタミンK1 (フィロキノン)
腸内細菌により合成されるビタミンK2 (メナキノン)効果・効能
コラーゲンとカルシウムを結び付ける不足・欠乏(原因)
ビタミンEがビタミンKの働きを阻害する
抹茶(https://calorie.slism.jp/116035/)
特筆すべき栄養素:ビタミンK、葉酸
ピロロ・キノリンキノン(PQQ =Pyrroloquinoline quinone)は酸化還元反応に関与する電子伝達体です。1964年にJ.G. Haugeらにより、細菌のグルコース脱水素酵素に含まれるニコチンアミドとフラビンに次ぐ3番目の酸化還元補酵素として見出されました。PQQは必須アミノ酸であるリジンの分解に関わる酵素を助けています。PQQを含まない餌を与えたマウスは、成長が悪く、皮膚がもろくなり、繁殖能力が減少します。
ちなみに脂溶性ビタミンのビタミンKはキノイドの一つです。天然のものはビタミンK1(フィロキノン)とビタミンK2(メナキノン類)があります。
ビタミンK1は植物の葉緑体で生産され、ビタミンK2は腸内細菌から生産されます。これらは血液凝固や丈夫な骨づくりに不可欠です。
このようにキノンは生物学的に重要な物質です。キノンは光合成の光化学系I・光化学系II などの電子伝達系において、電子受容体としての働きをしています。光化学系I には2対のフィロキノン、光化学系II には2対のプラストキノンが存在します。http://levin2018.xsrv.jp/wp/%E3%83%81%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%A9%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AA%E6%8A%97%E9%85%B8%E5%8C%96%E7%89%A9%E8%B3%AA%E3%81%8C%E5%90%88%E6%88%90%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B/
ビタミンK1(フィロキノン)は「植物の葉緑体で生産され」と記されているので、緑の野菜に多く含まれると考えられる。
緑の葉物野菜や、キュウリ(https://calorie.slism.jp/106065/)、ピーマン(https://calorie.slism.jp/106245/)等。
しかし赤い物や黄色い色の野菜にはビタミンEの方が多いので、赤ピーマンと黄色いピーマンはビタミンC、E食材となる。
果物にも、ビタミンKはほとんど含まれず、ビタミンEやCが多くなる。
緑色のキウイにもビタミンKは含まれていない(https://calorie.slism.jp/107054/)。
ビタミンK2(メナキノン類)は「腸内細菌から生産されます」と記されている。納豆にはビタミンKが多いが、アミノ酸のシスチンが多いので日焼けによる火膨れ防止のためには納豆はあまりお勧めではない。