「日焼けによる炎症予防に背の青い魚(アトピーとの闘い最終章)」と書いてきたのだが、肉類では鶏むね肉にヒスチジンが多く含有される。
サラダチキンを使って、
背の青い魚でも、開き干しにした物ではヒスチジン含有量が落ちる。
これは、干すことによってヒスチジンが酸化してヒスタミンに変換されるためではないかと思われる。
ヒスタミンは即時型アレルギーを引き起こす神経伝達物質なので、ヒスチジン食材を摂る場合にはこのことにも注意が必要となる。
また、煮るより焼く方がヒスチジン含有が上がる。
香川明夫=監修『食品成分表2017 資料編』によるヒスチジン量は、
まさば(生)で、 1300mg。
(水煮)で、1400mg。
(焼き)で、1600mg。
塩さばで、 1200mg。
開き干しで、 860mg。
となっている。