風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

よく分からないのがニンニクのビタミンK

生のニンニクに多く含有されているのはビタミンB6とモリブデンで、ビタミンKは含有されていない。

ところがホイル焼きになるとB6とモリブデンが高含有なのは変わらないのだが、ビタミンKの値が高くなる。化学反応によって検出されなかったものが現れるということなのだろうが・・?

しかし、ガーリックライスではモリブデンとビタミンKが高含有となる。ビタミンDは含有しない。

ガーリックチャーハンではモリブデン、セレンだが、ビタミンKも高含有で、VK>VD>VE。

ガーリックバターライスではビタミンKが増えるかと思いきや、モリブデンと銅が多く、VE>VK>VD。

ニンニクをすりおろして使うことはあるかもしれないが、生でそのまま食べることはほとんどないだろう。

 

私がどうしてこうもニンニクに拘るかと言えば、私が結婚して家を出た後、テレビの健康番組を見た母が毎日のようにニンニクのホイル焼きを食べ始めたということがあったからなのだ。そのため母は多血症となったと私は疑っているのである。

溶血性貧血では、動悸・息切れ・疲れやすさなどの通常の貧血症状に加えて、黄疸がみられることが特徴です。これは、壊れた赤血球内のヘモグロビンが体内で大量に処理された結果、間接ビリルビンという黄色の色素が体内で増えるためです。同時にこのビリルビンは尿中にも排泄されるため、尿の色が濃くなったり、血管内溶血の場合には赤色やコーラ色の尿が出たりすることもあります。溶血が慢性化すると、このビリルビンが胆嚢にたまるため、結石ができやすくなります。(略)
血液の検査が最も重要です。これによって、貧血とともに、間接ビリルビンや乳酸脱水素酵素(LDH)の上昇が示されれば、溶血が強く疑われます。https://www.qlife.jp/dictionary/item/i_230103000/

 

溶血性貧血にはビタミンKの過剰が関係しているようである。

 

銅過剰摂取・副作用

・赤血球の破壊による貧血(溶血性貧血)
・吐き気、嘔吐、下痢、痙攣、腹痛、筋肉痛、黄疸
・肝不全
・腎臓が正常に機能しなくなる
・低血圧、溶血性貧血、尿毒症、冠状動脈虚脱

https://ipidiw.co.jp/nutrition/copper.html

 

また、銅過剰でも溶血性貧血と記されている。しかしこれはモリブデンの摂取量と関連すると思われる。

モリブデン過剰摂取・副作用

・銅の排泄ができず、貧血を起こす
・銅欠乏症となってしまう

https://ipidiw.co.jp/nutrition/molybdenum.html

銅含有が高いが、それよりモリブデン含有が高い場合、モリブデンによって銅がセルロプラスミンとして働けずに蓄積すると考えられる。働けないために最終的に銅欠乏の症状が出るのではないだろうか?

 

ホイル焼きのニンニクが含有する栄養成分を見ると、溶血性貧血へと繋がるように思われる。

 

また鎌状赤血球症も溶血性貧血に含まれるようである。

鎌状赤血球症(異常ヘモグロビン症― 異常ヘモグロビン症)は,ほぼ黒人にのみ生じる慢性溶血性貧血である。ヘモグロビンSのホモ接合体遺伝に起因する。鎌状の赤血球は血管の閉塞を引き起こし,溶血を起こしやすく,重度の疼痛発作,臓器虚血,および他の全身性合併症が生じる。急性増悪(クリーゼ)が頻繁に起こることがある。感染症,骨髄無形成,または肺病変(急性胸部症候群[acute chest syndrome])を急性発症し,死に至ることがある。
ヘモグロビンSでは,β鎖の6番目のアミノ酸であるグルタミン酸がバリンに置換されているhttps://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB/11-%E8%A1%80%E6%B6%B2%E5%AD%A6%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E8%85%AB%E7%98%8D%E5%AD%A6/%E6%BA%B6%E8%A1%80%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E8%B2%A7%E8%A1%80/%E9%8E%8C%E7%8A%B6%E8%B5%A4%E8%A1%80%E7%90%83%E7%97%87

 

ビタミンKの過剰でグルタミン酸が欠乏して、ということは考えられないだろうか?

 

 

 

以下は多血症について書かれたものだが、多血症の中に低酸素反応性のものがあることが記されている。ここにも、銅が比較的高含有で、しかもそれよりモリブデン含有が高い場合に起こる酸素供給の不具合が示されているように思われる。

この低酸素反応性の赤血球増加は酸欠の原因が解消されれば(低地への移住や原因疾患の根治、禁煙など)腎臓のエリスロポエチン産出も落ち着き、やがて多血状態も落ち着く[7][8]。
ただし、低酸素症になる原因が除去できなかったり、あるいは出来ても赤血球寿命は120日と長く自然に赤血球量が低下するには時間がかかる。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E8%A1%80%E7%97%87

 

 

母は、一人暮らしを始めた頃から魚は食べなくなっていたのではないかと思われる。足の痺れが酷く頸椎症ということで手術を受けた。しかし結局車椅子の生活となった。ニンニクには葉酸が比較的多いがB12は含有されていない。ビタミンB12不足も疑われる。B12不足によって巨赤芽球性貧血となる。

 

晩年の母にはこれらすべてが当てはまっていたように思われてならない。