体重が減っていくので、甲状腺が亢進してきていると思い、甲状腺ホルモンを合成するセレンを控えてナイアシン食材を摂るようにしていたら体重はなんとか安定してきたのだが、皮膚はなかなかすっきりせず、ある時からむしろ悪くなり始めた。
ナイアシンの摂取でヒスタミンが上がってきたせいか、首に痒みも出始めたので、これはビオチンが足りていないのでは?と思い、調べると、ビオチンが含有されている食品にはセレンも多いのだった。
アトピー性皮膚炎患者の脂肪酸組成がビオチン投与で改善されたことから、血液中のビオチン濃度が正常の半分程度といわれるアトピー性皮膚炎の患者における皮膚の落屑や油分の不足にこの辺の機序も絡んでいるのかもしれない。
(略)
ビオチンの作用として機序が明らかにされていない、もしくは管理人が機序を知らないものをここに述べる。
(略)
ビオチンのヒスチジン排泄作用についても、実験データはあるもののその機序は明らかではないが、これが今現在アトピー性皮膚炎治療とビオチンを結びつける上での一番の作用であるのは言うまでもない。https://kanri.nkdesk.com/hifuka/eiyou16.php
ビオチンのヒスチジン排泄は、別のサイトでも記されている。
ビオチン 別名:ビタミンB7(Vitamin B7)、ビタミンH
働き・効果
血液をスムーズに循環させる
不足・欠乏
薄毛、脱毛、白髪
ビオチンがヒスチジンを排出すると記されているので、メラニン色素を造るヒスチジンが排出されれば白髪になるのではないかと最初考えたのだが、逆にビオチン不足で白髪になると記されている。
別のサイトでもビオチンは末梢の血行を良くするため、直接色素を造る訳ではないが、髪にも必要な栄養素だと書かれていた。
これはつまり、2つの銅に3つのヒスチジンが配位する(酸素運搬に関わる)セルロプラスミンに何らかの形でビオチンが関わっているということではないかと思われる。
末梢まで血液が送られるためには、鉄、銅、ヒスチジン、そしてビオチンが必要なのではないだろうか。
ビオチンはヒスチジンを活用することで、最終的に不要となったヒスチジンを排出するのではないか、と。
ウィキペディアにはビオチン欠乏症の症状として、「アシドーシス、尿への有機酸排泄」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%AA%E3%83%81%E3%83%B3)と記されている。
セレン食材で甲状腺が亢進しアルカリに傾いていた体を、ナイアシン食材を摂って酸性に傾けようとしていたのである。それが、酸性に傾き過ぎたのだ。その背景にビオチン不足が考えられる。
同じB群のビタミンでもビオチンとナイアシンは、pHに関して言えば、逆の働きをするように思う。
しかし、ビオチンだけを摂取するのはなかなか難しい。そしてまだナイアシン食材は必要であるように思われる。
そこで、ビオチンまでを含有したB群のビタミンのサプリメントを娘に飲ませることにした。一日所要量の半量を。
以前、具合が悪くなった時も、何故か飲ませていたのだった。状態が良くなってからいつの間にか娘はサプリの服用を止めていたのだが・・。今回もそのようにしようと思う。