ビタミンD(https://ipidiw.co.jp/nutrition/vitamind.html)
働き・効果
・血中のカルシウム濃度の維持する
不足・欠乏
・花粉症
カルシウム(https://ipidiw.co.jp/nutrition/calcium.html)
働き・効果
・白血球・リンパ球を活性化する
過去記事でも既に書いているのだが、ビタミンDは血中カルシウム濃度を維持することで、アレルギー反応の暴走を制御していると考えられる。しかし、VD過剰で高カルシウム血症ともなるのである。
myrtus77.hatenablog.com「ビタミンD(カルシフェロール)について」というサイトでは、ビタミンDの働きとして「サイトカインの過剰な生産と反応を抑える(ぜんぞく等の炎症を抑える)」と記されているが、これは、カルシウムの吸収促進をビタミンDが調整しているためだと考えられる。
アレルギー反応を制御する重要分子「STIM1」を発見
- 細胞外からのカルシウム流入が、アレルギー反応を引き起こす -
肥満細胞からの顆粒放出には、細胞質内のカルシウム濃度が関係するとされていま
したが、そのメカニスムは不明のままでした。理研免疫・アレルギー科学総合研究センター分化制御研究グループは、この顆粒放出には、細胞外から細胞質内にカルシウムを流入させる働きをもつタンパク質「STIM1」が、必須であることを明らかにしました。実際、STIM1 の発現を低下させたマウスでは、アレルギー反応が抑えられていました。(略)
STIM1 は、全身の細胞で発現している分子です。これまで、このタンパク質に
は、小胞体のカルシウム濃度が低下するとそれを感知し、細胞外からのカルシウム
流入を開始させる、カルシウムセンサーのような役割があると考えられてきました。
そこで、研究チームは、STIM1 に注目し、肥満細胞での機能を解析することにし
ました。https://www.ims.riken.jp/pdf/20071203_1.pdf
アトピーなどアレルギー性疾患の人の細胞には、カルシウムが結晶化するほど細胞に取りこまれていますがこれは、カルシウムが多すぎるためではなくカルシウムが食事から取られず、不足しているため骨から溶け出したカルシウムが細胞にあふれている状態なのです。
こうなると細胞間の伝達はうまくいかなくなり、免疫の暴走が起りやすくなります。
カルシウム不足は、アレルギー体質を作りアレルギー性疾患の症状ももたらすのです。
ただし 牛乳 はNG
カルシウム! と言うと、「牛乳を飲まなきゃ!」 と考える方が多いと思いますが
牛乳は、多くの人にとってカルシウムを増やさず、むしろカルシウム不足状態をつくってしまいます。(とくに、乳糖不耐性の人が7割を超える日本人の場合は。)牛乳のカルシウムは、体内吸収が早すぎ血中カルシウム濃度が一気に上がるため、排泄されるか、細胞内に取り込まれてしまいます。すると、細胞内カルシウムが多くなりすぎ、細胞間伝達が出来ない状態となり、アレルギー体質をつくってしまうのです。
そして、一気に低下した血中のカルシウム濃度を戻すためまた骨からカルシウムが溶け出す・・・ 悪循環です。
食品は、そこに含まれている栄養素の量だけではなく人間の体内に入った時に、どのような働きをするか まで見なければいけません
(略)
・ビタミンDが、カルシウムの吸収を促進します。
青魚(サンマ、さば)、イカ、しらす干し、きのこ類にビタミンDは豊富です。
日光に当たることで体内のビタミンDはつくられます。
(外に出て、陽の光にあたることも大切です)
ここから考えて、アレルギー体質の娘にとってはVDとカルシウムは必須の栄養素だと思われる。
このことと、顎骨の肥大をどう捉えるか、考えなくてはいけない。