牛肉のように亜鉛もアルギニンも多く含有する食材を使用する時には、タウリン食材を加えなくても良いように思える。経済的にも続かないし・・。
ただ、銅が欠乏している時には、亜鉛・銅比において銅の割合が高めのイカやタコをプラスするのが良いとは思う。アルギニン等によって造られる血管拡張物質である一酸化窒素が活性酸素と結合して逆に血圧を上げないように、活性酸素消去酵素スーパーオキシドディスムターゼを造る栄養素を適正に摂取する必要があるからだ。スーパーオキシドディスムターゼ合成のためには銅も必要であるから。
亜鉛・銅の割合から考えるなら、亜鉛は圧倒的に牛肉を筆頭とする獣肉に多く、銅は魚介や豆に多い。
アサリの亜鉛・銅比は11:1だが、シジミの亜鉛・銅比は6:1である。アサリも蜆も生ではアルギニン含有は低めだが、水煮になるとグンと上がる。
銅はナッツ類で手軽に摂れる。干しぶどうでは亜鉛より銅の方を多く含有している。
meromeropy77.hatenablog.comミトコンドリアで働くスーパーオキシドジスムターゼは活性中心にマンガンを持つ。マンガンはどちらかというと植物性食材に多く含まれる。玄米やライ麦全粒粉はマンガンを多く含有する。スパイス類にもマンガンを多く含有する物が多いが、摂りすぎれば弊害をもたらす。
亜鉛、銅、マンガン等、二価の陽イオンを持つミネラル類の摂取を適正に保つ必要があると思われる。
しかし、ここに薬の服用や放射性物質による内部被曝がからむと複雑になる。それが問題なのだ!