風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

細胞性免疫は細胞内寄生菌(結核菌)などの除去を担う?(矛盾からの思考)

以前に紙に書きなぐってまとめたものを見ていた。

「この細胞内寄生菌(結核菌など)の除去を担う」と記している部分と、最後の結論部分の「アルギニン過多」が矛盾すると思えた。

 

meromeropy77.hatenablog.com細胞性免疫は細胞内寄生菌(結核菌)などの除去を担う。

 

meromeropy77.hatenablog.comニューモシスチス肺炎は細胞性免疫不全により引き起こされる日和見感染症である.

 

この「ニューモシスチス肺炎」というのは、「「自然免疫・獲得免疫」という言葉を一度解体してみる」で言及したCD4数と日和見感染についての図表で、CD4値が200辺りで発症する肺炎として記されていたものである。

上のリンク記事を見る限り、T細胞による細胞性免疫反応は自然免疫と言えるように思う。

 

以前にツイッターで見た「CD4数と日和見感染について」の図表で、CD4が200以下で「播種性結核抗酸菌症」という日和見疾患の発症が記載されていた。これも細胞性免疫不全により引き起こされる日和見感染症だと言える。

 

200を境に、結核「非結核性」に分かれると思われる。

 

私はこの時点で、アミノ酸のリジンとアルギニンにだけ注目していたのだが、今は、TH1にはビタミンB1が、TH2にはビタミンB2が関与していると考えている。

 

ビタミンB1やカルシウムなど免疫反応に関わる栄養素が整っている場合は、TH1は「細胞内寄生菌(結核菌)などの除去を」行う、と言えるのではないだろうか?が、この栄養素間のバランスが崩れてアルギニンだけが突出した場合、CD4が200以上となって、結核などが発症してくると思われる。

 

やはり同じところで働く栄養素のバランスを取ることが大事だと思える。

meromeropy77.hatenablog.comアルギニンは、「免疫系のT細胞を増殖させ免疫系を強くする」(生田哲=著『心の病は食事で治す』)

口唇ヘルペスなどの原因になるヘルペスウィルスは体内のアルギニンを使って増殖する性質があるため、ヘルペスが出ているときはアルギニンを摂取しすぎないようにしなければなりません。(『アミノ酸白書』)

 

この「アミノ酸白書」というサイトはもう消されているので、真偽は定かではないのだが、アルギニンによってT細胞が増殖するというのが正しければ、「CD4」つまり「CD4陽性キラーT細胞」が200以上に増えることによってヘルペス結核やカポジ肉腫が発症してくるということは理屈に合っていると考えられる。

 

「CD4数と日和見感染について」の図で、CD4200以上では、結核帯状疱疹が記載されている。

つまり結核帯状疱疹は、アルギニンの過剰によって菌が増殖するか、あるいは細胞性免疫反応が強く出過ぎた結果起こってくるアレルギー的反応であるとも言えるるように思う。あるいは、細胞性免疫反応つまりTH1と液性免疫反応TH2のバランスが細胞性免疫反応TH1に傾いた時に発症してくるのが、結核帯状疱疹であると考えられないだろうか?

 

リシン(リジン)(https://ipidiw.co.jp/nutrition/lysine.html
働き・効果
単純疱疹(ヘルペス)の予防

 

アルギニン(https://ipidiw.co.jp/nutrition/arginine.html
摂取・吸収
ヘルペスウイルスなどのウイルスに感染している場合、摂取は控える

 

細胞性免疫反応にはビタミンB1とアルギニンが、液性免疫反応にはビタミンB2とリジンが関与していると思われる。