風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

電解質関連の資料メモ

 CO2+H2O→H2CO3
 体液中に存在する二酸化炭素(CO2)の一部は、水(H20)と反応して炭酸(H2CO3)となり、H2CO3の一部はH+とHCO3-に解離し、次の(1)(2)の緩衝作用に関与する。
(1)血中に酸性物質(H+)が増えた場合、H+はHCO3-と反応し、H+は中和される。
  H2CO3←H++HCO3-
(2)一方、血中に塩基性物質(OH-)が増えた場合、OH-はH+と結合して水になり、その結果、不足したH+は次の反応が進むことによって補充される。
  H2CO3→H++HCO3-
                (川端輝江=編著『しっかり学べる!栄養学』)

 

f:id:myrtus77:20190304174805j:plain

https://nursepress.jp/206657 )より

ニンジンにはコハク酸カリウムという、血圧を下げる物質も含まれています。(略)食物繊維とコハク酸カリウムの相乗効果で、高血圧、特に最小血圧が高い人に対して有効です。(田村哲彦『からだに効く食べもの事典』)

コハク酸は、構造式 HOOC–(CH2)2–COOH で表されるカルボン酸の一種。
カルボン酸とは、少なくとも一つのカルボキシ基(−COOH)を有する有機酸である[1]。(略)
カルボン酸はプロトン供与体であるためブレンステッド酸であり、最も一般的な有機酸である。最も単純なカルボン酸にはアリが生合成するギ酸や、食酢の酸味成分である酢酸がある。カルボキシ基が2つある酸は、ジカルボン酸、3つある酸はトリカルボン酸と呼ばれる。最も単純なジカルボン酸はカルボキシ基同士が結合したシュウ酸である。メリト酸はカルボキシ基を6個有するヘキサカルボン酸である。この他にも天然に合成される有名なものにクエン酸(レモンなど)や酒石酸(タマリンドなど)がある。(以上、ウィキペディアより)

 

土壌中では、例えばリンは無機リン酸ではなく、しばしば有機態リン酸の形で存在しています。このままでは、リン酸トランスポーターは、リンを吸収すること ができません。そこで、植物の根は、積極的にクエン酸などの有機酸を分泌して、リン酸イオンを生じやすい環境を根圏(土壌中の根の近傍)に作ったり、酸性 フォスファターゼ(ホスファターゼ)を分泌して、有機態リン酸から無機リン酸を積極的に生じさせたりするようです。https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=1464