風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

尿酸とビタミンC(アスコルビン酸)についての覚書

 ビタミンCには、物質の酸素を奪う「還元」という性質があります。この作用で、細胞や遺伝子そのものを傷つける活性酸素を還元し、悪さをしないようにします。
 同じく抗酸化作用をもつビタミンEが酸化されてしまったとき、そこから酸素を取って、再びビタミンEが抗酸化作用を発揮できるように生き返らせる働きもあります。
 ビタミンCは水溶性ですので、水に溶けている成分に抗酸化効果があります。貯金はできません。

(略)

 ビタミンCは血液中にだけ溶けています。ビタミンEは、細胞の膜に入り込み、直接生物ラジカルをとらえ、防衛しますが、自分自身がラジカルになります。
 そのビタミンEラジカルを、ビタミンCが元のビタミンEに戻し、ビタミンCラジカルになり、尿に混じって体外に排せつされます。(伊藤豊=著『医者が教える最強の栄養学』p42~43)

 

ビタミンCは、コラーゲンの合成に深く関与している[4]。プロリン・リジン残基を含めた形でコラーゲンのタンパク質が合成され、タンパク質鎖が形成された後で酸化酵素によりプロリン・リジン残基がそれぞれヒドロキシル化(水酸化)を受けてヒドロキシプロリン・ヒドロキシリジン残基に変化し、これらは水素結合によってタンパク質鎖同士を結び、コラーゲンの3重螺旋構造を保つ働きがある。またこの反応の際にはビタミンCを必要とするため、ビタミンCを欠いた食事を続けていると正常なコラーゲン合成ができなくなり、壊血病を引き起こすものである[4]。

 

(略)

 

厚生労働省による2015年の日本人の食事摂取基準では、広い摂取範囲でも安全だと考えられるため、上限量は設定していないが、通常の食品から摂取することを基本とし、サプリメント(健康食品)から 1日あたり1g以上の量を摂取することは推奨できないとしており、生活習慣病の発症予防についても、ビタミンCの摂取量と血液中濃度と体外排泄からは1g以上の摂取には意味がないことが示されているが、病気発症との関連については不明確だとしている[3]。毎日、数グラムの摂取では腎臓でのシュウ酸結石のリスクがあるとしている[3]。

体内でビタミンCの一部がシュウ酸に代謝されるとして、毎日4グラム摂取した者でシュウ酸塩の結晶より腎臓が損傷することで腎不全を発症したという症例報告がある[42]。腎臓移植を受けた31歳の女性が毎日2グラム摂取し、続発性シュウ酸症となった症例が報告されており、腎不全患者のビタミンCの大量摂取については注意が必要であるとする考え方もある。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3C

 

霊長類のヒト上科では尿酸オキシダーゼが欠損すると共に、霊長類の直鼻猿亜目ではアスコルビン酸(ビタミンC)合成も欠損している[3]。これは尿酸が抗酸化物質として部分的にアスコルビン酸の代用となるためである[3]。尿酸とアスコルビン酸は強力な抗酸化物質(還元剤および酸化防止剤)である。ヒトでは、血漿中の約半分の抗酸化物質は尿酸から来ている[4][5]。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BF%E9%85%B8

 

以前いた所の果物屋さんが膝を痛めておられた。こちらに来て、近くの果物屋のおじいさんが同じような歩き方をされていることに気づいた。膝が痛むのだろう、足を突っ張るようにして歩いておられる。

 

私は長らく膝が痛むのは痛風と同じく尿酸結石によるのではないかと思っていたのだが、果物屋さん達の膝の痛みはシュウ酸結石なのかもしれない。毎朝仕入れの時に果物の味見をすると言っておられた。「だから私はみかんはもう食べなくていいんだ」、と。

 

そして私は、ビタミンCもクエン酸と同じく体内をアルカリに傾けるのではないかと考えている。

体内がアルカリに傾いて起こってくる病気の場合は摂り過ぎに気をつけた方が良いかもしれない。

体に良いといっても、何でも程ほどが良いと思う。