牛肉と牛蒡のしぐれ煮は好きで割と良く作るお惣菜なのだが、ゴボウの食物繊維が亜鉛を吸収阻害してあまり良いことないのかもしれない、と思ったりする。
脂身のある柔らかい牛肉にはささがきにしたゴボウが合うように思うが、これは固めの牛肩肉だからゴボウも歯ごたえを残す切り方に。
肩肉にはモモ肉より亜鉛が多い。
けれど、カルシウム拮抗薬等の服用でエネルギーを作りにくいせいかいつも寒がっている夫が、しぐれ煮を食べた翌日は寒そうにしていないので尋ねると、「今日は寒くない」と言ったので、やっぱりゴボウも含めて良かったのかも知れないと思う。根菜は体を温めるような気がするし。
牛肉には体を温める効果があり、しょうがと組み合わせることで冷えを散らす効能がアップします。また、ごぼうは腎を補う効果があります。冬の養生ポイントが詰まったおかずですね。(櫻井大典=著『まいにち漢方食材帖』)
上の写真は、多めに作って翌日の夕食で残りご飯を入れたもの。
煮物にして煮汁まで食べれば溶け出したカリウムも摂取できます。(五十嵐ゆかり=監修『食材の栄養素を最大限に引き出す便利帖』)
ビタミンB6も水溶性だから、牛肉のB6も煮汁に溶け出ている可能性がある。
さらにゴボウに含まれている豊富な食物繊維は、血糖値の急激な上昇を抑えるので、高血圧や糖尿病にも効果的。(田村哲彦『からだに効く食べもの事典』)
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