ブドウ糖は脳やからだを動かすエネルギー源で、とくに脳の唯一のエネルギー源となります。不足すると、脳の働き、活力が低下します。
またからだのエネルギーが低下するので、筋肉がけいれんするなどの症状を起こすこともあります。(則岡孝子=監修『栄養成分の事典』p111)
カリウムが不足すると、筋肉が弱る、力が出ない。手足のしびれ、けいれんがおこる。(中村丁次=監修『栄養成分バイブル』)
ここまで、「パントテン酸だ!、セレンだ!」と書いてきたのだが、やはりエネルギーを適正に造るということが最も重要なのだと、ここに至って考えている。
結局、パントテン酸もエネルギーの合成に関わっているのだし。
何度も書いてきたが、カリウムはエネルギーを使う能動輸送で細胞内に入る。カリウムやナトリウムなどの電解質が細胞に出入り出来ないと、生体を維持することが出来ない。
だから、夫が倒れて収容された病院で腸閉塞を繰り返しているという時、カリウムを血中に留めおくARB系降圧剤とカルシウム拮抗薬を半量に減らして下さいと主治医に頼んだのだった。
倒れる前に、前の病院で「この薬でエネルギーが作れなくなっているんだと思うんです」と訴えた時には、「そんな話はここではしないで下さい。ここは西洋医学で病気を治す所なんですから!」と罵倒されたのだが・・。
エネルギーを適正に造るために、今、何が必要なのかを知らなくてはいけないのだと思う。エネルギー源のブドウ糖ばかりが多すぎても、余剰となったものによって炎症が引き起こされる。それはアトピーにも関連していくことになる。