風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

甲状腺ホルモンと乗り物酔いと煮卵、茹で卵

子どもの頃から乗り物酔いが酷くて、小学校の修学旅行でも酔いすぎて、保健の先生と二人、駅で取り残され置いて行かれた。

 

田舎の家を処分するために昨年秋から大っ嫌いな電車に乗って何度も行かなければならなかったが、最終的には乗り物酔いを克服した。

最初は理論武装したつもりで行ったのだが、途中でアウトで吐きながら行って(吐き慣れているのでトイレで速やかに吐く)、帰りは仕方なく薬を飲んで帰ってきた。屈辱的であった。

 

夫は昔は乗り物酔いする等というのは全く考えられない人だったが、数年前に病気をしてから、出張で帰る度に電車に酔ったと言っていた。

それで夫の元々の体質とその後の体質の事を考えた。それで分かった。

そうだ、甲状腺を亢進させればいい!と。最初は亜鉛の多い物を考えていたが、亜鉛が一番多い食品というのはなかなかない。それで、セレンの多い物を調べた。卵だ。

 

 ヨウ素は、甲状腺ホルモンであるトリヨードチロニンとチロキシンをつくる成分です。甲状腺ホルモンは交感神経を刺激してたんぱく質や脂質、糖質の代謝を高めます。(則岡孝子=監修『栄養成分の事典』p97)

 

田舎の家に残してあった栄養素の本をちらちら捲っていたら、こんなことが書かれてあった。

そうだ、交感神経なんだ、と思った。副交感神経に偏りすぎていると酔う。

しかし他のミネラルも良いのではないか?と思えた。

昔、モリブデンの多い“あられ”だか“おかき”を囓りながら電車に乗っていた時は不思議と酔わなかったことを思い出した。

 

ミネラルが多くて体がアルカリの人は乗り物酔いはしないだろう。

 

私はというと、子どもの頃からVB12の多い魚の干物ばかり食べてきたから、おそらく酸性体質なのだ。

 

それで、田舎に行く日の朝は、煮卵(セレン、ビオチン)を食べて、若布なんかのおにぎりと“あられ”を買って、お腹が空いたと思った時に少しずつ口に入れながら帰った。必要最小限のエネルギーを造るということが大事なのだ。

向こうのコンビニに煮卵が切れていたので、帰りは茹で卵(セレン、ビオチン)を食べて電車に乗った。

 

回を重ねるにつれて完璧に酔わなくなった。

 

その延長で温泉卵(セレン、ビオチン)に嵌まっていて、このところ、口内炎になっていたので、玉子豆腐(VB12、VB2)に切り替えた。

長時間電車に乗らない時は、もう卵は食べなくていい。玉子豆腐もいらない。若い頃、うちの母は、夏の夕食に毎日のように玉子豆腐を出してきたので、嫌いなのだ。

 

ところで、甲状腺というとヨウ素しか言わないんだが、セレンだよ!亜鉛なんだよ!さらに必要なのは。