風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

栄養素の組み合わせによって食材を考察する(挽き割りでない納豆のモリブデンとVK)

この数年は、ビタミンKとパントテン酸の多い挽き割り納豆を食べているのだが、それまでは挽き割りでない普通の納豆を食べていた。この納豆に多く含有されているのが、モリブデンとビタミンKhttps://calorie.slism.jp/104046/である。

 

納豆を常食し、鉄の多い岩塩を使っていた頃の娘は手に水疱がよく出来ていて関節部分の皮膚が切れていた。

 

モリブデンは、活性酸素種を発生させるキサンチンオキシダーゼの活性中心となる金属である。キサンチンオキシダーゼはプリン体の尿酸への代謝に関わる酵素であり、痛風発作に関連している。

ウィキペディアには、キサンチンオキシダーゼは「2個のフラビン分子と2個のモリブデン原子、8個の鉄原子がそれぞれの酵素ユニットに結合している」「鉄原子は[2Fe-2S]フェレドキシン鉄・硫黄クラスターを構成しており、電子移動反応に寄与している」と記されている。

フラビン分子とはビタミンB2のことで、本来皮膚の形成に携わるはずのVB2がモリブデンや鉄と一緒に摂ることで、キサンチンオキシダーゼを合成し、皮膚を傷害する側に回ると考えられる。

 

また、鉄原子が「電子移動反応に寄与している」という部分で、ビタミンKが電子の授受に関係しているのではないかと私は考えている。ビタミンKの過剰摂取で「皮膚水疱」と記されたサイトもあるhttps://kanri.nkdesk.com/hifuka/eiyou9.php

 

最近、私の手指にこの水疱が出現している。急に現れて赤くなり痒くなる。

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分かりづらいと思うが、急に痒くなり赤くなる。所々に水疱が出来ている。

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こちらはぼやけているが、太い小指の第二関節にポツンと水疱が出来て痒い。


納豆を食べずとも、ビタミンKの多い物とモリブデンの多い物、さらに鉄の多い物を組み合わせて摂れば、このような状態が起こり得ると考えられる。

 

又、キサンチンオキシダーゼはキサンチンデヒドロゲナーゼに変換される場合がある。キサンチンデヒドロゲナーゼによる酸化還元反応では、ナイアシンが水素イオンの受け渡しに関与している。ナイアシンの多い物を摂り過ぎても尿酸が生成され、痛風発作を引き起こす可能性があると考えられる。

meromeropy77.hatenablog.com

 

以下の記事には若干間違いが含まれているかも知れない。昔の考察なので。

myrtus77.hatenablog.com

 

 

 

 

 

免疫と発熱と過酸化水素についてのリンクによるメモ

 

免疫をになう細胞「マクロファージ」が体温で活発になる仕組みを解明―過酸化水素によって温度センサーTRPM2がスイッチ・オンする分子メカニズム―

2012年4月10日

免疫を担い病原体や異物と戦うマクロファージは、感染がおこった場所でまっさきに病原体や異物を食べて戦います。その際、マクロファージは殺菌のために活性酸素を産生しますが、活性酸素の殺菌以外のはたらき、とくに体温を感じる温度センサーとのかかわりは知られていませんでした。今回、自然科学研究機構・生理学研究所(岡崎統合バイオサイエンスセンター)の加塩麻紀子研究員と富永真琴教授は、免疫反応によって産生される過酸化水素活性酸素の一種)によって温度センサーであるTRPM2(トリップ・エムツー)が体温で活性化するようになる仕組み、そしてTRPM2が体温を感じてマクロファージの働きを調節する仕組みを明らかにしました。本研究結果は、米国科学アカデミー紀要(電子版 4月9日)に掲載されます。

 

研究グループは、マクロファージの免疫反応により産生される過酸化水素と、体温の温度センサーであるTRPM2とのかかわりに注目。温度センサーであるTRPM2は活性化物質が存在しない状態では48℃付近の高い温度にしか反応しないので、ふだんは体温では活性化しませんが(図1)、過酸化水素が産生されると平熱域(37℃)でも活性化するようになることをつきとめました。つまり、過酸化水素がTRPM2の働きを調節する「スイッチ」として働くことを発見しました。さらに、スイッチ・オンされたTRPM2の働きによって、異物を食べるマクロファージのはたらきが、発熱域(38.5℃)で、より増強することをつきとめました(図2)。

 

(略)

 

今回の発見

1.温度センサーであるTRPM2は活性化物質が存在しない状態では、体温域では活性化しませんが、マクロファージの免疫反応によって産生される過酸化水素があると、体温域でも反応するようになることがわかりました。

2.免疫を担うマクロファージの異物を貪食する反応は、TRPM2の働きによって、発熱域(38.5℃)で、より増強することがわかりました。

 

(略)

 

この研究の社会的意義

細菌とたたかうときに熱が出る意味とは?

今回の発見で、マクロファージのような免疫細胞が、細菌と戦う際、TRPM2の温度反応性の変化によって、体温でもその働きが活発になる仕組みが分かりました。
さらに、今回の研究では、過酸化水素のTRPM2に対する作用は、TRPM2そのものに対する“酸化”反応によることも分かりました。具体的に、過酸化水素がTRPM2のどこに作用しているのかも解明できました。このように、TRPM2機能調節の分子機構が明らかとなったことにより、マクロファージの働きを調節する新たな薬剤開発や治療戦略を提供できる可能性が考えられます。

 

今回発見した温度センサーTRPM2の働きは、私たちが細菌などに感染した際、発熱によって免疫力が上がるメカニズムの一つなのかもしれません。

 

図4 病気(病原体)とたたかうときに熱が出る意味

病気になったときに熱が出るのは、病気とたたかう力を強くするためなのかもしれないですね…

https://www.nips.ac.jp/sp/release/2012/04/_trpm2.html

 

 

 

 

 

 

挽き割り納豆(パントテン酸食材)の朝食にコーヒー

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2月に夫が倒れて以来緊張状態が続いていたせいか免疫が落ちているような気がしていた。体のあちこちに水疱が出来て急に赤くなって痒くなる。

最初、免疫が落ちてダニにやられたかと思った。亜鉛サプリメントを買ってきて、銅欠乏にならないか気をつけながら一週間ほど毎日飲んだ。ほとんど効き目がなかった。

次に考えたのが、ストレス状態が続いているのだから、副腎皮質ホルモンを造るパントテン酸だ!ということだった。

しかしパントテン酸を最も多く含有している食品というのはあまり見当たらない。そこで挽き割り納豆を買ってきて食べた。挽き割り納豆に多く含まれているのが、ビタミンKにパントテン酸だからだ。

午前中に食べると、その一日の活動がしやすい気がした。

私はこれまで朝ご飯を食べると眠くなって活動が出来ない体質だった。それで、朝は牛乳と砂糖を入れたコーヒーだけだったのだが、この数年、それだと、11時前にはお腹がすいて活動できないという状態になっていた。

そして夫が倒れてからは、コーヒーも飲む気がしなくて白湯だけ飲んだり、ある時などは食欲が出なかったりだったのだが、最近はきちんと必要な栄養素を摂らないとやっていけないような気がしていた。

何も食べないでは、コーヒーを飲みたい気がしなくなっていたのだが、挽き割り納豆を食べると、コーヒーが飲みたくなる。それで飲んでみると良い気がする。

 

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レモン果汁漬けのレーズンとミニトマトを添えて。

 

最近は健康にいいと注目を集めているコーヒーだが、カフェインには副腎を刺激してコルチゾールの分泌を促す働きがあるため、とり過ぎは副腎の負担になる。(略)
健康な人は朝にコルチゾールが最も多く分泌されますが、副腎疲労の患者の場合、コルチゾールを分泌する力が弱っているため、朝からずっとコーヒーが手放せない人が多い。カフェインをとると一時的に元気になるからです。でも、効果が切れるとコルチゾールの出が悪くなり、逆に疲労感にさいなまれてしまいます。どうしてもコーヒーを飲みたければ量を減らしたり、1杯をお湯で薄くして分けて飲むといいでしょう(https://style.nikkei.com/article/DGXMZO18406870T00C17A7000000/?page=3

 

以前、これを読んで、コーヒーを飲む時は副腎皮質ホルモンを合成する栄養素を摂っておく必要があるのではないかと考えていた。つまり、挽き割り納豆でパントテン酸を摂った後にコーヒーを飲むと副腎が刺激されて副腎皮質ホルモンが造られ易くなるのではないか、と。しかし、コーヒーだけでは副腎皮質ホルモンを合成する栄養素が消費され不足するから副腎疲弊に陥ると考えられる。

 

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しかし、二日ほど挽き割り納豆を食べて、三日目に、鶏モモ肉でパントテン酸を摂ってみようと考えて食べると、その後、やたら息苦しくなった。

鶏モモ肉に最も多いのがビタミンK、次いでセレンである。

ビタミンKの作用(https://kanri.nkdesk.com/hifuka/eiyou9.php
過剰は呼吸困難、皮膚水疱等

 

セレン(http://ipidiw.co.jp/nutrition/selenium.html
過剰摂取・副作用
心筋梗塞急性の呼吸困難
免疫抑制

 

 

娘がステロイドのリバウンドでアトピー症状が酷かったときは、鶏モモ肉を食べて、痒みが治まったのだったが、あれは何が良かったのか?

 

ところで、どうもこの痒みは、桜の木の下でサクランボをとってから後に始まったような気がする。蛹になりかかった毛虫がいっぱいついていた。

免疫が落ちているところに、これにやられた気がする。

meromeropy77.hatenablog.com

 

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「休業中のアロマセラピスト良香さんの日常」から新しい動画2つ

感染症と闘うための初期に重要な栄養素」

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ビタミンD食材、太刀魚を食す」

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太刀魚・タチウオ・たちうお

タチウオに最も多く含有されている栄養素は、ビタミンDhttps://calorie.slism.jp/110198/

魚には全般的にビタミンDが多く含有されているが、ビタミンDが最も多い魚というと限られてくる。太刀魚、鮎、カマス、鮭など。

ビタミンB12が最も多いとか、セレンが多いとビタミンDの働きが違ってくる場合があると考えられる。感染症の初期にビタミンDを働かせるためにはセレンの多い魚は避けた方が良いように思われる。

セレンは、高熱が出て下がらないという時に摂るのが良い。発熱によって感染症と闘った次の段階で摂取すべき栄養素であると私は考えている。

meromeropy77.hatenablog.com

 

たちうお 太刀魚

 身質がよく、どんな料理にしても美味で、熱を通すと淡泊な白身が旨みをグンと増すのも特徴です。ミネラルが豊富で、栄養面でも優秀。

 美しく輝く銀色の皮には、うろこがありません。皮には旨みが詰まっているので、刺身でおいしいのは銀の皮つきです。

 

体表の銀色の色みはグアニンという物質によるもので、古くはガラス玉に塗布して模造真珠をつくるのに使われていたという。(藤原昌髙=著『からだにおいしい魚の便利帳』より)

 

グアニンというとDNAを構成する塩基の一つでもある。旨み成分のグアニル酸の元でもある。その旨み成分の詰まった皮を高温で煮すぎてダメにしている。それでも、煮汁につけて頂くと美味しかったけど・・。

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メラニン色素に関連した動画を3つ連続で・・。

「休業中のアロマセラピスト良香さんの日常」から

「陽に当たって火膨れにならないための食事」

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メラニン第二弾(メラニン色素のメリット・デメリット)」

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「色素沈着を消去する栄養素(メラニン第三弾)」

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動画「メラニン第二弾(メラニン色素のメリット・デメリット)」より