風の匂いの中に

『我らは神の中に生き、動き、存在する』(使徒言行録17:28)

黒糖の栄養成分(主にB群のビタミンから考える)

以下の内容は私の思考過程のものであり間違いが含まれているかも知れません。

以前、黒糖を使っていてカリウムが多いので娘の皮膚に良くない気がして使うのを止めたのだった。その頃は心不全の改善のために夫にはプロリンやバリン含有の高いスキムミルクやチーズを朝食で摂らせるようにしていた。けれど、スキムミルクカリウムが多く夫にも良くないように思えたので、使い残したのを朝のカフェオレに入れて私が飲んでいた。すると買い物に行って帰ってくる時などに心臓がバクバクする。それで、これは体に良くないと思いスキムミルクは捨て、黒糖は放っていた。

しかし黒糖にB6が多いことから、再考することにした。それで、恐る恐る朝のカフェオレ(この時は牛乳)に入れて飲んでみた。

 

分かりやすいかと思い大蒜(ニンニク)の成分と比較しながら考えようと思う。

黒糖のアミノ酸成分の記載がないので、硫黄化合物がどうかということは分からないのだが、ニンニクの2倍以上のカリウムを含有しているのが分かる。

黒糖のカリウム=1100、カルシウム=240、マグネシウム=31、亜鉛=0.5、銅=0.24。
ニンニクのカリウム=510、カルシウム=14、マグネシウム=24、亜鉛=0.8、銅=0.16。

黒糖を入れて飲み始める前はカフェオレが美味しく思えなくなっていたのだが、黒糖を入れて飲むと美味しく感じる。そして心臓もバクバクしない。やはり前の時はスキムミルクを併用したのが悪かったのかと思いながら、1~2週間ほど続けたろうか?次第に口の中がおかしくなってきた。口の中の肉が盛り上がってしばしば嚙む。飲み始めた頃は黒糖の栄養素が必要だったから美味しく感じられたのだろうが、飲み続けるにつれて栄養バランスが崩れてきたのだ。それで改めて成分表を確認してみた。

黒糖のB1=0.05、B2=0.07、ナイアシン=0.8、B6=0.72、B12=0、葉酸=10、パントテン酸=1.38、ビオチン=33.6。
大蒜のB1=0.19、B2=0.07、ナイアシン=0.7、B6=1.53、B12=0、葉酸=93、パントテン酸=0.55、ビオチン=2.0。

ニンニクにはB1が多い。ニンニクのB1はアリシンと結合していて脂溶性で、吸収が良いようである(『しっかり学べる!栄養学』)が、黒糖にはB1もB2も少ない。そしてB12はニンニクと同じく0である。

ビタミンB2の欠乏症で有名なのが口角炎、舌炎、口唇炎、歯肉炎などの口内外の炎症である。

私は朝はカフェオレだけなので、パンやチーズも食べないのだが、この時は黒糖を止めて、チーズ等の手軽に摂れるB2食品を摂るようにした。それで、しばらくして治った。

B群のビタミンはエネルギーの生成などで働く場が同じなので、一つ二つの栄養素が突出して多かったり、少なかったりすると摂りすぎることで欠乏症を来すことになる。

 

一部の栄養素が高すぎる食品はやはり毎日摂り続けるものではないのだと思う。そして組み合わせを考える必要がある。カリウムが多いのだが、カフェオレに塩を入れて飲むことはしないし・・。

 

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15日のブログでB12欠乏症の悪性貧血に伴う症状として「心悸(しんき)亢進」と引用したのだが、スキムミルクと黒糖を摂っていた時に心臓がバクバクしたのはカリウムが多いだけでなくB12不足も関連していたのではないかと思う。

スキムミルク脱脂粉乳)にはB12は1.8μg入っているのだが、カリウムの含有が1800mgと高く、黒糖と合わせると凄まじい値になる。

B12もエネルギー生成に関わっているし、カリウムが細胞内に入るためにはエネルギーを必要とするので、この辺りでカリウム含有が高くなりすぎるとB12不足にますます拍車がかかるのではないだろうか?

そしてここにパントテン酸含有の高さも関連してくるのではないかと思う。

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